午前零時にかかる魔法

2日目 2 ページ31

その後、団体でステップを中心とした練習とそれぞれの曲をかけての練習をした


羽｢Aちゃん、Aちゃん！さっきのステップシークエンスのとこのんだけど、もっと体を大きく使ってみて！｣

あ『はい！ありがとうございます！』

羽｢疲れてきてる時かもしれないけど、そこは自分に厳しく！！｣

あ『はい！ガッツですね！ガッツ！！』

あ『あっ！あと、ここの部分なんですけど』

羽｢どれどれ？｣

羽生さんに先程撮った映像を見せて説明する
それに対し羽生さんは的確でわかりやすいように実際に滑って教えてくれる

あ(やっぱ、一流選手に教えて貰えるってすごい贅沢な機会だ....！)

羽｢あ、ねー、Aちゃん？ちょっと聞きたいことがあるんだけどいーい？｣

あ『はい！いいですよー』

羽｢Aちゃんって、昌磨のことどう思ってるの？｣

あ｢どっ、どう思ってるかですか.....？うーんと........｣

あ(｢宇野くんをどう思っているか｣か....素晴らしい選手？なんだけどこう、言葉に表せないような感じで...)

羽｢Aちゃん？｣

あ｢あっ、すみません！宇野くんは.....ほんとに素晴らしい選手だと思います、です。｣

羽｢そっか、そっか。ごめんね？なんか変な事聞いちゃって｣

あ『いえ！こちらこそなんかお力になれず？すみません！』

そういうと羽生さんは自分の練習に戻っていった


あ(なんだろう、このもやもやした感じ....そうだ！後でみんなに聞いてみよ)

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