九話 ページ10
「はーい、男共二人とセティ！サボってないでちゃっちゃとね！」
「しきんなよお前」
「たく……」
ふと暖炉の上の写真立てに目を止めるリナ。
そこには、赤髪の女性の写真が。そのあとすぐにアメリアが皆を呼ぶ。
「なあに、何かあったの？」
「何だ？」
行ってみると、長ーい廊下にガーゴイルの石像がびっしり。
「あらあらあらあら……」
「ね、すっごく怪しそうでしょ？」
「じゃ、この中に契約の石が？」
「そうとも限らんぞ。全部がただの石像なのかもしれん。なあ、リナ……っ！？」
リナが両手をつきだし、呪文を唱える。
「……我が手に集いて力となれ」
「ふせろーーーーっ！」
ゼルガディスが皆をつき倒した。
「ブラム・ガッシュ！」
光が飛ぶ。
「ブレイク！」
石像達は粉々になってしまった……。
「あー、スッキリした！ああいう趣味悪いの一気にぶっ壊すのって快感ね♪」
「無茶するな。契約の石どころか何かの罠だったらどうする。」
「ま、そん時はそん時よ」
ガラガラと音がする。
「あーあ……やっぱり」
「うん？あちゃ〜」
リナが後ろを振り向くとゴーレムが何体も……
「で、本物の契約の石は何処にあんだよ？」
ガウリイがリナに訊ねる。
「なーに、いざとなったらドラグ・スレイブで屋敷ごとぶっ飛ばしちゃる！」
「無駄ですよ」
ゴーレムと反対の方から声が聞こえる。
ハルシフォムだ。コツコツ……と、足音を響かせこちらに歩いてくる。
「この屋敷をいくら探しても、契約の石を見つけることは出来ませんよ」
歩きながら言うハルシフォム。
「……っく、仕掛けてくるぞっ！」
「アメリア、行きます！」
そう言い、アメリアがハルシフォムに向かって大技を繰り出す。
「得意中の得意技！ラ・ティルトっ！」
やはりハルシフォムには効かない。
「ふふっ……」
「き、効かない！」
「アメリア下がって！」
ハルシフォムが術を放つ。
「シャドウ・ウェブ」
魔法がアメリアの影を床に縫い付けてしまった。
「ああ！あああ！？」
「呪縛されたぞ！」
リナが呪文を唱える。
「べフィス・ブリング！」
そして、その呪文が床に大きな穴をあけた。皆が悲鳴をあげる。
私は肩を竦めて精神世界に行き、ゼロスの所へ行った。
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＊イクス＊(プロフ) - 映城梨歩さん» ありがとうございます！新作楽しみですよね〜！はい、これからも頑張らせていただきますので、応援よろしくお願いいたします！ (2018年1月28日 20時) (
レス) id: f0dded1a27 (このIDを非表示/違反報告)
映城梨歩 - 読みやすく、スレイヤーズの独特な感じが出ていて素敵です〜！新作も出るとのことなのでまた盛り上がれば良いですね！更新頑張ってください！ (2018年1月28日 0時) (レス) id: ab0a27a2a8 (このIDを非表示/違反報告)
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