三十一話 ページ32
次の日、再び魔法医ルナンの家に向かい、
その後町で会った女の子にそこまで案内をしてもらった。
中に入ると誰もいない。
「えっと、魔法医の先生は？あ、往診中かな？」
女の子は「あれ、言いませんでしたっけ？」と言い、
「わたしが魔法医ルナンです」
と続けた。
リナとマルチナが驚いているのにも気づかずその子は喋りながら薬を用意し始めた。
「おじいちゃんは去年亡くなったんです。
それで魔法医ルナンの名をわたしが継いだんです。
わたしの名前はキラ……っくしゅ！あ、いっけな〜い」
薬の材料を計っている途中、キラがくしゃみで粉を撒き散らした。
……大丈夫なんだろうか、不安である。
「……スッゴい不安」
リナも私と同じように思ったらしく引きつった笑みで呟いた。
「さてと、ここに横になって下さい」
魔法陣が書いてあってその上に敷いた古そうな布団を指して言う。
「リナさん、見たところ調合は間違っていないみたいですし。
ま、物は試しです。やってみたら？」
「じゃあ、アンタが飲んでみるかっ？アレッ！」
大鍋の中身は……、うん、魔族好みでしょうね、ハハッ。
と、マルチナが鍋の近くによっていく。
「……」
今更止めるのは無理そうだ。
ゼロスに目配せをして一緒に結界を張った瞬間すぐに爆発が起きる。
「……ふぅ」
「ゼロス様！」
マルチナが更にゼロスに惚れ直しましたよ、皆さん。
しかし、ゼロスが障壁を消した途端、大鍋が彼女の上に落下。
ちょっと面白いと思った。
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＊イクス＊(プロフ) - 映城梨歩さん» ありがとうございます！新作楽しみですよね〜！はい、これからも頑張らせていただきますので、応援よろしくお願いいたします！ (2018年1月28日 20時) (
レス) id: f0dded1a27 (このIDを非表示/違反報告)
映城梨歩 - 読みやすく、スレイヤーズの独特な感じが出ていて素敵です〜！新作も出るとのことなのでまた盛り上がれば良いですね！更新頑張ってください！ (2018年1月28日 0時) (レス) id: ab0a27a2a8 (このIDを非表示/違反報告)
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