三話 ページ4
「貴様……何を企んでいる！」
「はー……おやめなさい。」
槍の切っ先をゼルガディスの喉元に押し付ける。
ゼロスの表情は楽しげだ。
「っ！？」
「……」
「……貴様、何のつもりだ」
「……一応、彼は私の兄なので」
その言葉に納得をしたのかどうなのか、
ゼルガディスは手を離すと無言で外へ出て行った。
「ゼルガディスさん……」
「だあー、もう！本当に自分勝手なんだから！
いいわ、ようはその盗賊団に忍び込んで写本のありかを探ればいいのね。ただし」
「ただし？」
「貴方たちに協力するのは異界黙示録の写本を手に入れるまで。
その後のことまではあたしも保証しないわ。」
「……いいでしょう。」
まーた何か企んでるな、コイツ
「そうと決まれば、早速盗賊団のアジトを教えて！
竜の牙だか、ドラゴンヘッドだか知らないけどね」
「おしいっ！盗賊団の名は、登竜結団マッチョバトラー！」
「……マッチョ……何かすっごい嫌な予感がする……」
それは多分当たっていると思う。
リナ達がアジトに入っていったのを見届けて、ゼロスがこう言った。
「さて、それじゃあ密告しに行きましょうか！」
「はあ？」
ゼロスは本気のようで、精神世界から中に入った。……私を引きずって。
そして、頭領の前に出て、リナ達のことを教えている。
「……はあ」
「なぜため息をついてるんです？」
「思い切り蹴りますよ。」
「やめてください。」
それからしばらくしてアジトがひどい有様になったので、ゼロスと一緒にリナの後ろへ。
「何でこうなんのかな！折角たてた段取りがめちゃくちゃじゃないの！」
「いやぁ、そうでもないですよ？」
「ん？えっ？」
リナが驚きの声をあげる。まあ、当然の反応だな。
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＊イクス＊(プロフ) - 映城梨歩さん» ありがとうございます！新作楽しみですよね〜！はい、これからも頑張らせていただきますので、応援よろしくお願いいたします！ (2018年1月28日 20時) (
レス) id: f0dded1a27 (このIDを非表示/違反報告)
映城梨歩 - 読みやすく、スレイヤーズの独特な感じが出ていて素敵です〜！新作も出るとのことなのでまた盛り上がれば良いですね！更新頑張ってください！ (2018年1月28日 0時) (レス) id: ab0a27a2a8 (このIDを非表示/違反報告)
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