二十四話 ページ25
「もう、何してるんですか！異界黙示録の手掛かりを探すんでしょ？
さあ、張り切って参りましょー！」
アメリアが叫ぶ。
「けっ、あんな事言ってるけど、自分が親父に会いたいだけじゃないのか？」
ゼルガディスが肩を落として言う。
皆で城門を抜けると、アメリアが突然立ち止まった。
「おいアメリア、もうそこなんだろ、王宮は？」
「？どうしたの？」
動かないアメリアを不審に思ったリナが聞く。
「町の者がいませんねえ」
ゼロスが周りを見回して言う。
「それに、やけに兵士が多いな。」
「……おや？」
「？」
ゼロスの視線の先を見ると、旗があった。
「半旗……？」
「どなたか国の偉い方にご不幸があったようですね」
「まさかそんな！」
そう言いながらもアメリアの表情は曇った。アメリアが走っていく。
「おいお前！止まれ！」
アメリアの前に兵士が立ちふさがった。
「無礼者！私の顔を忘れたの！？」
「あ、アメリア姫！」
兵士が気付き跪く。
「久々に帰ればこの騒ぎ、何事です！」
「ひ、姫……お帰りが、遅すぎましたぞ……！」
兵士が泣き始める。
「どうしたのです？何があったのです？」
アメリアが兵士に近寄る。
「それは、私の口からはとても……！」
兵士が声をつまらせる。
「……さて、セティさん。行きましょう」
「……はあ、わかりました。」
精神世界に入る。
「ああ、そうだ。行きたい所があるんです。」
「？はあ、そうですか」
「着いて来てもらえますか？」
「……仕方ないですね。お供します」
私がそう答えるとゼロスが私の頭を撫で始めた。
「何するんですか」
「ははは、つい。さて、行きましょうか」
森に出る。
「ところで、行きたい所と言うのは？」
「特にありません」
「おいこら」
「何よあんたら！」
「……この声は……」
「譲ちゃん、ここを通りてぇんだったら金目の物を置いて行きな！」
「はあ！？そんなもんないわよ！」
「……助けてあげましょうか。」
「そうですね。」
ゼロスと同時に盗賊とマルチナの間に姿を現す。
「何だてめえら！！」
「通りすがりの謎の神官です♪」
「……その妹のセレスティアと申します。」
ゼロスが盗賊の腹部を蹴る。
盗賊が腹部を押さえて少しよろけた所に追い打ちを入れるようかのように
魔法でふっ飛ばし木に叩きつける。
……何気に強いのがなあ……
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＊イクス＊(プロフ) - 映城梨歩さん» ありがとうございます！新作楽しみですよね〜！はい、これからも頑張らせていただきますので、応援よろしくお願いいたします！ (2018年1月28日 20時) (
レス) id: f0dded1a27 (このIDを非表示/違反報告)
映城梨歩 - 読みやすく、スレイヤーズの独特な感じが出ていて素敵です〜！新作も出るとのことなのでまた盛り上がれば良いですね！更新頑張ってください！ (2018年1月28日 0時) (レス) id: ab0a27a2a8 (このIDを非表示/違反報告)
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