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二十話 ページ21

そして。

「……ま、僕達は関係ないですし」

湖の側の森の木に腰かけ様子を見ることに。

「……今のうちに寝ておくので、何かあったら起こしてください」
「あ、はい。わかりました。」

目を閉じて木に体を預けた。


ゼロスSIDE


……セレスティアさん、寝つきいいですね。

セレスティアさんは普段から眠らなくても平気だとは言いますが、
眠った後の方がしばらく寝ていない時よりも動きがいいし、頭の回転もよくなります。
……下手をすれば、僕よりも彼女の方が頭の回転が速くなるかもしれない。

まあ何にせよ、眠らせておいた方が彼女は使えますし。もし何か異常があったとしても、
僕が直接行く必要はないですしね。彼女を起こせばいいのです。殴られそうですが。

……あまりに何も無いので、あくびをしてみる。
僕は魔族だから別に眠くは無いのだが、まだ人間のふりをしなければならないし。
ああ、面倒臭い……いっそのこと、リナさん関係は全てセレスティアさんに押し付けて、
僕は異界黙示録の回収に専念すべきだったか……

ああ、でもそれだとセレスティアさんに攻撃されてしまう。それはいけませんね。
彼女を滅ぼすのは論外ですが逆に気を抜けば彼女は僕を
人間で言う半殺しの状態にしかねないですし……

……うん。僕の選択は正しかった。

「おっ?」

リナさん達がのっている船の下に、大きなドラゴンの影が映し出された。
やっと進展がありましたか。レイクドラゴンが姿を現し――
って、アレは……ゼルガディスさんですね。
体に繋がったロープをレイクドラゴンにくわえられています。
レイクドラゴンが湖に飛び込み、リナさん達の船はその衝撃でできた波に揺られ始めました。
最終的に湖にできた渦に船は巻かれてしまいました……あーあ。
その日の夜。
リナさん達がアシュフォードさんに同じような話を聞かされて、リナさんは娘、
ガウリイさんは娘婿、ゼルガディスさんは妻(笑)、アメリアさんは孫娘と言われ、
アメリアさんだけが大号泣して帰っていきました。

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*イクス*(プロフ) - 映城梨歩さん» ありがとうございます!新作楽しみですよね〜!はい、これからも頑張らせていただきますので、応援よろしくお願いいたします! (2018年1月28日 20時) (レス) id: f0dded1a27 (このIDを非表示/違反報告)
映城梨歩 - 読みやすく、スレイヤーズの独特な感じが出ていて素敵です〜!新作も出るとのことなのでまた盛り上がれば良いですね!更新頑張ってください! (2018年1月28日 0時) (レス) id: ab0a27a2a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*イクス* | 作者ホームページ:http  
作成日時:2015年5月30日 10時

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