十三話 ページ14
仕方ないからゼロスに伝えるとなぜか快く了承した。
……最初の頃は無表情ながらも物凄い嫌そうな雰囲気を出してたのに……
「……え、あの、何か企んでます？」
「いえ、考え事がしたいので」
「そうですか……」
「眠いなら膝枕してあげましょうか？」
「えっ？」
「兄妹ですし何の問題もありませんよね♪」
「……そうですかね」
「そうですよ♪」
「足痺れますよ？」
「魔族ですし平気ですよ」
「……じゃあお言葉に甘えて」
あまりにも眠いから好意に甘えることにした。
……普段あんなにきつく当たってるのに
なぜこんなに優しく接してくるのかが少し気になったが、すぐに寝入ってしまった。
ゼロスSIDE
眠いときのセレスティアさんは無防備というか、
思考回路がおかしいというか、扱いやすいというか……。
まあ、それはともかくとして。普段からきつく当たっている相手に
こうも簡単に無防備な姿をさらせると言うのは、よほど見下されているのか、
信頼されているのか……ううん、どちらなのでしょう。
僕個人としては後者の方がうれ……
……それにしても、彼女はとても不思議な方です。
魔族になったはずなのに一部の感覚が残っているという……一体なぜなのでしょう。
本人に訊ねてみても、よくわからないらしいですしねえ。
「……ん」
「……」
「ふう……」
セティさんが少し呻く。
起きたのかと思ったのですが、少し身じろぎをした後息を吐いただけで起きませんでした。
あはは、こりゃあ明日の朝まで起きませんね……。
セティSIDE
目が覚めると、日が昇り始めたころだった。
「……」
すぐに身体を起こす。
「……すみません。一晩も眠ってしまいました……」
「いいえ、お気になさらず」
「あ、それと寝心地良かったです。ありがとうございました」
「あはは、それはよかった。また眠たくなったら言ってくださいね。」
「……そうですね」
半分冗談だったんだが……
リナ達を見ると、なぜか攻撃したはずのリナがダメージを受けていた。
「これは……」
「呪いですよ、セティさん」
「！？」
「……さて、行きましょうか」
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＊イクス＊(プロフ) - 映城梨歩さん» ありがとうございます！新作楽しみですよね〜！はい、これからも頑張らせていただきますので、応援よろしくお願いいたします！ (2018年1月28日 20時) (
レス) id: f0dded1a27 (このIDを非表示/違反報告)
映城梨歩 - 読みやすく、スレイヤーズの独特な感じが出ていて素敵です〜！新作も出るとのことなのでまた盛り上がれば良いですね！更新頑張ってください！ (2018年1月28日 0時) (レス) id: ab0a27a2a8 (このIDを非表示/違反報告)
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