五月雨と粉雪《SnowMan短編集》

お礼は absk ページ7

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めぐみみ様 リクエスト
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sk side



驚く程に晴れ渡った空。こんな日に散歩出来ない俺はただただ窓の外を見ていた。俺の視界の端には動き回る阿部ちゃんの姿が見える。





「色々ごめんね。阿部ちゃんありがと。」



「えっ？全然いいよ！！」




動けない俺の代わりに色んな事をやってくれている阿部ちゃんにお礼を言うととびっきりの笑顔を返されてしまった。






俺が怪我をしたのは1週間前。まぁ、その事故ってやつなのかな？階段をのぼってたら知らない人とぶつかっちゃって。その場から転げ落ちた。で、脚を怪我しちゃったんだ。全治3週間って言われたけど意外と治りが早く今は自宅療養している。 それが今の状況なのだ。



ただ、家にいる間俺はほとんど何にもしていない。阿部ちゃんが全部やってくれているから。本当に感謝しかない。




「阿部ちゃん！それくらい自分でやるよ！」




「ダメ！！佐久間は座ってて！！」




しかし、少々厳し過ぎるのだ。俺でも出来そうな洗濯畳みでさえやらせてはくれない。
とっても有難いけど…。申し訳ないし、そのくらいは俺にやらせてくれ！！！


阿部ちゃんは病院にいる時も何回もお見舞いに来てくれたし。自宅療養になってからはずっと一緒にいる気がする。





なんかお礼しないとなぁー。




俺は与えられた長すぎる暇を阿部ちゃんへのお礼を考える時間に当てた。




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