【WT】人狼げーむ〜1.黄色の話〜

5.会議 ページ19

前回の話は続きません。


(前々回の話)
処刑とかも全部やん氏にやらせようと思ってたんですけど適任が居た事に気付き思い直しました。
狼相手に大した情も無く、人相手に抱いた感情も特に無いっていう。
後その上自分をわかってない。

因みに瞬間移動のくだりは仕様です。
その気になれば自分の家なら皆一瞬で帰れますし。
基本しないだけで。


...


「集まったな？」

「はい」

「では早速始めよう」

「前置きも無く？」

「早くやりたそうにしてたろ？」

「もしかして顔に出てました？よくお分かりで」

　緊張感も無く喋っている2人を適当に見つめる。
　特に今は見る物も見たい物もない。

「ではまず自身が何者かでも説明して貰うか」

「と言うと？」

「まぁ自分が狼だと言う奴は居ないだろうが」

「でしょうね」

「取り敢えずお前からな」

「……この流れになるのはわかってましたよ」

　細い目で溜め息を吐くきんとき。
　なんか最近苦労人感増してきたよね。

「えー……正真正銘この村出身この村育ちの村人です。なんか色々あってこの席に居ますけど代わってくれる人募集」

　全員が目を逸らした。
　俺も逸らした。

「お前以外をその席に置く事は無いから安心しろ」

「はぁ？」

「お前は信頼しているからな」

「遺言ならば手短にどうぞ」

　っと口が滑りました、なんて言ってのけるきんときは結構大物だと思う。
　村の実質的なトップである長老にこんな対応ができるからこそそこに居るのに。
　俺も流石に不興を買いたくないから無理。
　何ならわかってると思うんだけどなぁ……。

「取り敢えず後は流れで。進めていく。時計周りで」

「と言う訳ですので、どうぞ」

　……これきんとき疲れてんな。

「あっ……私ですね。私は、村人です」

「他は？」

「特には何も」

　長くなりそう……。
　俺寝ないかな……。

(※ここからは何か無い限り視点主の反応はありません)

「えと……、私は、村人です。パン屋やってます」

「他には？」

「いえ、何も……」

「次俺かぁ……。俺は村人」

「他は？」

「特に無いけど言ってみるなら俺死んだら誰も処刑できないよ？」

　脅しかな？


...


初日吊り占い師とか霊媒師とかって面白そうだなと思った。
まぁ白側が極端に不利になるので流石にしませんが。


Nakamu…深く考える事
疲れるし、途中から何が何だかわからなくなるから。
別に考えられない訳ではない。

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