4.決定 ページ14
...
「遅れましたっ！」
会議室の扉を開け放つ。
全員の視線が此方に向くが致し方ないだろう。
……うん。
「いや何で2人俺の後ろに隠れてんの？しかも隠れられて無いし」
「何となく……」
「うん、邪魔」
バッサリと切り捨て、中心の大きい正方形の机をぐるりと囲むように置かれた椅子の一つに座る。
此処が俺の席。
お誕生日席が長老の場所で、其処から両側にこの村での重役が続いていく。
新しく入ってきたシャークんたちが長老からは一番遠い端っこで、きんときは長老の隣、其処から少し離れたとこにNakamuとスマイルが向かい合って座っている。
因みに俺はNakamuたちとシャークんたちの間。
お誕生日席の2脚含め、椅子は合計で22脚。
長老の反対側のお誕生日席って誰が座るんだろうね。
いつも空席だけど。
「全員揃ったか？」
「はい」
きんときが長老に答えている。
アイツ地味に凄い場所に居るからな……。
「では」
「……。…………会議を始めます」
代わりに無茶振りが多い。
「議題はご存知の通りこの村を訪れた行商人の突然の死について。……それについて長老様から話があります」
「え」
「私は村人を召集しただけで内容は存じませんので」
でその無茶振りを倍で返すところまでがテンプレ。
俺らも慣れたものだし巻き添えをわざわざ食らう気も無いので誰も気にしない。
「…………この村には一つ言い伝えがあってな」
「長老様？」
「正確な時間はわからないが、白い満月の日に人狼が現れる、というものだ」
「人狼……？それは、狼と似たような者ですか？」
「詳しくは知らない。だが、概ねその通りだろう」
「……そうですか」
白い満月……ね。
月って元から白く見えるけどそこはどうなんだろうか。
もし雪の事を言うのなら、月自体が白かった訳ではないと思うけど。
「人狼は夜に人を襲う。そして昼は、何食わぬ顔で人として人に紛れている」
「……」
「人を食らう訳では無いが、……見ただろう。襲った人をあのように無残な死体へと変える。人であるからこそ、武具を用いてな」
懐から出したのか一本のナイフを見せながら、そう言う。
……あれ何か見たことある形してんなー。
「これが使ったと思われる物だ」
あっ…………。
...
席順とか分かり辛かったらすみません……。
ただ1つ言えるのは、やん氏は長老からは離れた席に居るという事ですかね。
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時雨(プロフ) - 納豆巻きさん» ありがとうございます！まぁ私も少しやり過ぎた感はあるんですけど……。少なくともワイテルズメンバーは助かるんじゃないですかね？(すっとぼけ) (2019年8月24日 6時) (
レス) id: 44defc3b54 (このIDを非表示/違反報告)
納豆巻き - めっちゃ狂ってる…凄い狂人感ありますねwwとても好きです…私的には村の人達助かって欲しいなとか思うけど、やんさんがどう動くのかによって結構変わりますよね…楽しみです！ (2019年8月23日 20時) (レス) id: a850fbb456 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 納豆巻きさん» ありがとうございます！私もやん氏推しなのでやん氏を全力で贔屓していきたい所……(( (2019年8月15日 8時) (レス) id: 44defc3b54 (このIDを非表示/違反報告)
納豆巻き - やん推しだから、やんさん視点なの嬉しいです〜！！！応援してます！ (2019年8月14日 22時) (レス) id: a850fbb456 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨 | 作成日時：2019年8月14日 21時
