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...
……あの2人寝てなきゃ良いけど。
早歩きで向かう。
走る気は無い、疲れる。
それにしても、ナイフ持っときゃ良かったな。
護身具は多くても損はない。
何より、昨日……今日見たからな。
どっちから行くか……。
近い方からで良いか。
「しゃーけー、居るかー」
……居ないな。
よし、次行
「んー？……あ、なんだきりやんか」
「っ、おまっ、寝起き最悪だな」
「まぁ……そうらしいな」
俺に馬乗りになっているシャークんは、申し訳なさそうに頭を掻いている。
いやそんな事よりそこ退けよ。
ピンポイントで首狙って噛み付きに来てるから地味に犬歯が刺さってる。
痛いから。
……痛いから！(2回目)
「っと、すぐ避ける」
「言う前に避けろよ」
「悪い悪い」
付いた土を払いつつ、背中を擦る。
急に地面に押し付けられた訳だからこれも結構痛い。
手を首筋にやる。
あれ穴開いてね……？
指に付いてしまった血を仕方なく舐め取る。
マズ。
「そうそう。ぶるーく知らない？」
「ぶるーく？アイツなら寝てるんじゃないか？」
「やっぱりか……。同じように訪ねてって同じように傷増えるの嫌なんだけど」
シャークんを軽く睨みながら言う。
「……俺に行けと？」
「いえす」
よくわかったねえらいえらい。
「なんか馬鹿にされてないか？」
「いやいやそんな事は」
「……」
なんの事かわからないです。
ポケットを探りつつ、たまたま入っていたハンカチで傷口を押さえる。
そのまま自分の指に噛み付き、流れた血を舐めた。
……ま、同じだね。
「……いや何やってんの？」
「え？別に何も」
「目の前の人間が急に自分の事噛んでたら怖いだろ」
「まぁ確かにね」
「拭かなくて良いのか？」
「そんな事より早くぶるーくのとこ行ってくれない？」
「そんな事……？」
そんな事。
大人しくBroooockの家の方向に歩き出したシャークんを見送り、真っ青な空を見上げる。
雪はもう溶けてしまった。
何かがあった事なんて欠片も知らないと、そっぽを向いているように見える。
日すらも此方を見放したのではないだろうか？
雲は一切無いのに、太陽が一瞬翳った。
映った影はするどく尖って見えた。
…………え？
...
見てしまったのが初日で良かったですよね。
正確に言うなら雪降ってて凍えるくらいに寒くて良かったですね。
狼さんが村人さんに気付かなくて。
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時雨(プロフ) - 納豆巻きさん» ありがとうございます！まぁ私も少しやり過ぎた感はあるんですけど……。少なくともワイテルズメンバーは助かるんじゃないですかね？(すっとぼけ) (2019年8月24日 6時) (
レス) id: 44defc3b54 (このIDを非表示/違反報告)
納豆巻き - めっちゃ狂ってる…凄い狂人感ありますねwwとても好きです…私的には村の人達助かって欲しいなとか思うけど、やんさんがどう動くのかによって結構変わりますよね…楽しみです！ (2019年8月23日 20時) (レス) id: a850fbb456 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 納豆巻きさん» ありがとうございます！私もやん氏推しなのでやん氏を全力で贔屓していきたい所……(( (2019年8月15日 8時) (レス) id: 44defc3b54 (このIDを非表示/違反報告)
納豆巻き - やん推しだから、やんさん視点なの嬉しいです〜！！！応援してます！ (2019年8月14日 22時) (レス) id: a850fbb456 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨 | 作成日時：2019年8月14日 21時
