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♡7♡ ページ8

こ「コーヒー淹れただけで2時間の遅刻を許すとでも思ってた?」


『え、もう2時間も経った?』


こ「経ってる。思いっきり有罪だけど、ギルディだけど。」


『ちぇー』





そう口を尖らすと、ころんは、ダメだこいつ、みたいな顔をしてコーヒーをすする。


しょうがない。遅刻は私の性だ。私から遅刻を抜き取ったら長身しか残らなくなる。



開き直って、再びマグカップを唇にあてる。


うーん、今日はうまく淹れられたんだけどな。そう思ってころんの様子をこっそりうかがう。


そこには、ころんの幸せそうな笑顔があった。


なんだ、やっぱりおいしいんじゃん。





こ「このコーヒーめっちゃおいしい。」


『でしょ〜』





ころんは、ドヤ顔をかます私の顔を見ながら、お店でも開けるんじゃない?と続ける。


すると、空間が一瞬水を打ったようになった。


その空気を敏感に察知したころんは、なんかマズいこと言った?と青い顔をしている。





『……だよね!?』





その静かな空間を打ち破ったのは、何を隠そう、私の声。


近所迷惑を考える暇もなく、一気にまくしたてる。





『私、お店開けるよね!?』


こ「う、うん……」





私が熱くなる一方で、ころんは引き気味だった。

♡8♡→←♡6♡



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めぇちゃりおる.⁠。⁠*⁠♡ - この作品読んだ瞬間面白くて夢中になっちゃいました!!更新も楽しみにしてます! (2月8日 17時) (レス) @page30 id: 094e17a662 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ☆まろ所属。紫月まろ。@完結後転生。(プロフ) - お気に入り、失礼します。 (9月10日 12時) (レス) @page29 id: 8001bcdca9 (このIDを非表示/違反報告)
あたおかほっとけーき@くれぱん(プロフ) - 猫さん» 感謝します、嬉しいです! (2023年4月22日 23時) (レス) id: 35a6771a72 (このIDを非表示/違反報告)
- 応援してます! (2023年4月22日 16時) (レス) @page21 id: 491710a026 (このIDを非表示/違反報告)
あたおかほっとけーき@くれぱん(プロフ) - オオイヌフグリさん» ありがとうございます。嬉しいです……!ちゃんと更新できるよう頑張ります (2023年3月21日 23時) (レス) id: 35a6771a72 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あたおか | 作成日時:2022年1月11日 1時

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