お姫様？なにそれおいしいの？【最終兵器俺達】

苦しみ ページ39

貴方目線



あぁ、ダメだ。
また逃げてしまった。

キヨの事、やっぱりまだ好きなんだ。
だから苦しいんだ…。



私は庭に出た。
相変わらず綺麗な花が咲き乱れている。

すると、門の前で、さっきの女の人が立っていた。
しばらくするとキヨが現れた。



気になる…。何してるんだろう…。


私は門のほうへ近づいた。

2人は楽しそうに話していた。


何を話しているんだろう…。


私はさらに近づいた。



しかし…




『キャッ！！！』



地面に張っていたツタに引っかかり、
自分でも恥ずかしいと思うような声が出てしまった。





キ「…！！だれだ？！…ってA…！」





まずい、キヨにばれてしまった…。
せっかく2人きりの時間を邪魔してしまった…。




『ご、ごめん…邪魔…したね…じゃあもう行くから…！』




女の人は首をかしげている。
私がいることが不満なのだろうか。
にしても綺麗な人だ。




キ「おい、まてA！！！」




『もう来ないから…。』




キ「おまえ、話聞いてたか？！」




そういえば聞こえなかったな…
でも、聞くのも良くないよね…。



『聞いてないよ…もう行くね…ほんとゴメン…。』




キ「聞いてないのか…っておい！A！！！」





私は走り出した。あの空間は辛すぎる。

あの女の人、とてもかわいくてキヨにお似合いだと思った。





キヨはあの人の事好きなのかな…？

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