愛、哀【wrwrd】【短編集】 (ページ8)

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お兄ちゃんとお友達　ut、kn ページ8

A目線

A『ただいまー』
ut｢おかえり～！A～！｣
A『今日ほんとに疲れた～って……えっと…？』

うつ兄にいつも通りに抱き付かれ、引っ剥がそうとすると、１人の男の人と目が合う。

？｢おお、すまんの。俺はコネシマっちゅーもんや。よろしゅう。｣
A『Aです…』
ut｢あー。俺の親友…みたいなやつやから、信用してくれてええよ。｣

うつ兄の友達ってことは、うつ兄と同い年で高２ってことかな？
あ、そうだ。言わなきゃいけないことあるんだった。

A『うつ兄！朗報持ってきた！』
ut｢んー、なんやぁ？｣
A『この度私に…ショッピくんって言う彼氏が出来ました！』

スマホの画面を見せる。
写真嫌いなショッピくんと唯一一緒に撮れた写真。

ut｢何でやぁぁぁ！小さい頃『お兄ちゃんと結婚する』言うてたんは何なんや～！｣

うつ兄は私の足に抱き付き、わんわんと泣き言を言う。
正直想像通りだ。

kn｢で？ショッピとはどこまでいったんや？｣
A『えっ！？…えっと……き、きす…しました…』
ut｢へぇ…そなんや。舌絡ませた感じなん？やっぱ｣
A『舌絡ませた？……分かんないけど、ちゅってしたよ！』

そう言うと、うつ兄はコネシマさんを連れて、ヒソヒソと話し始めた。
と思ったら、ソファに座っていた私に近付いてくる。

ut｢俺らが教えたるよ。ショッピに喜んで貰おな？｣
kn｢安心せえ。ショッピには秘密にしといたるやん？｣
A『え？』

頭にはてなを浮かべていると、うつ兄がソファに私を倒した。

ut｢苦しかったらごめんな｣
A『何が…んむっ！？っ、ふ…っ』

ut｢んふ、はあええよ(んふ、かわええよ)｣
A『ゃ…ゃあ…っ』

うつ兄を押し返そうとすると、コネシマさんに両手を掴まれる。

kn｢ふっ、逃げちゃダメやで？｣
ut｢ん…ぢゅ…｣
A『ふっ…うぅー…』

口の端から唾液が垂れていくのが分かる。

kn｢音エッグ…｣
ut｢ん…は。どうやった？｣
A『さいってー…！』
kn｢あ、その顔ええな。｣

A『ん”んっ！』
kn｢んー……は…っ、ふ…｣
A『ぁ、あぅ…』

息が出来なくて苦しい。
生暖かくて、ぬるぬるしてて…

A『んん…ぅ、』
ut｢おっと。腰抜けてもうたかなぁ？｣
kn｢そんな長くしとらんけどな｣
ut｢シッマのキス気持ちよかったんちゃう？｣

２人で笑いながら話している。
私、明日からショッピにどんな顔して会えば良いんだろう。