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A?目線
zm「Aー!ご飯やでー!」
A?『今ゲームしてるから待ってー!』
zm「ふは!またゲームやん!w」
良かった、機嫌を損ねなかったみたいだ。
zm「20分くらいで降りてきいやー!」
A?『はーい!』
特に嫌なことはない。何なら、今までの生活よりも快適。
ゾムの機嫌を損ねなければの話だけど。
私の名前って、何だっけ。し……もう分かんない。
少なくとも4年はここで暮らしてる。
親には彼氏との同居だと伝えたから。
もう、このままAとして暮らしてれば、幸せになれる気もしてきた。
ああ、そろそろ降りなくちゃ。
zm「じゃーん!今日もご飯いっぱいやでー!」
A?『わ、おいしそう〜!』
zm「せやろせやろ?じゃ、食べよか。」
zm「せーの!」
zm・A?「『いただきまーす!』」
今日も、こんなに食べなくちゃいけないんだ。
4年間食べているけれど、やっぱり慣れない量だ。
お姉ちゃんはよく食べてたからなぁ。
zm「どや?美味いか?」
A?『うん!』
zm「あ、それはなぁ、ちょっと醤油垂らせば…ほら、あーん」
A?『あー…ん!む、おいひい!』
zm「計算して作ってるんよなぁ」
A?『ドヤ顔やめてww』
無理矢理、胃の中に美味しい食べ物を詰め込む。
後で吐けばいい。今は我慢だ。
zm「自分で作っといてアレやけど、これほんまに美味いなぁ。」
話ながら食事をしていれば、いつの間にか皿の上にあったものはなくなっている。
zmA?「『ごちそーさまでした!』」
zm「じゃ、皿洗いしてくるわぁ」
A『ん、よろよろー』
zm「たまには手伝えや!w」
ジャーーと水の音が聞こえてくる。
そう、この音が鳴っている間…ゾムが皿洗いをしている間に食べ物を吐く。
急いでトイレに向かった。
胃の中の物を吐き終え手を洗い、トイレを出た時だった。
zm「何してん。」
A?『ぁ…あ、ごめ、なさい…量が…多く…て』
zm「Aは俺の料理吐かんねん。」
腕を引かれて、洗面所と向き合う。
今日は水の気分なんだなんて呑気に考える。
少しずつ洗面器に水が溜まっていく。
zm「ごめんな?俺だってこんなことしとおないねんけど。」
A『ぅぶっ!!がぼ!んんん!』
zm「でも、俺にこんなことさせるAだって悪いねんで?」
私はゾムに逆らえないし、一生Aのまま。
お姉ちゃん、なんで死んじゃったの?どうして、ゾムを残して逝っちゃったの?
多分この疑問は、一生解消されない。
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作者名:塩分の闇 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/egg/
作成日時:2024年1月25日 13時