愛、哀【wrwrd】【短編集】 (ページ35)

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zm目線

zm｢……ほんま？｣
A『ここまで脱がせてるのに？』
zm｢…せやね｣

下着1枚な俺は、裸のAを押し倒して質問した。
が、コイツには愚問だった様で。

A『初めてなんだから、優しくしてね』
zm｢っ…ぁあ｣

ぬち、くぷ、ぴちゃり。

ゆっくり、多分今までで1番ゆっくりに。
優しく扱う。

ナカはぎゅうぎゅうに締まっている。
動きたい気持ちを必死に抑えつける。

zm｢はっ、ぁ……はあっ…入ったで、全部。｣
A『…ほんと…？』
zm｢おん、ほんま。｣

そう言うと、ポロポロと泣き出してしまうA。
あんなに解して、あんなにゆっくり挿れても痛いものか。
俺は女の気持ちは分からんからな。

A『ぁ、ごめん、あのね？…嬉しくて。希くんと繋がれたのが、希くんに抱かれたって言う事実があるのが、希くんがずっと気付かないでいてくれたのが。』

zm｢…どゆこと…？｣

A『ふふ。』
zm｢んぁ？｣

パシャリ、とシャッター音が鳴り響く。

A『ね、希くん。』

Aが俺のモノを抜いて、さっき撮ったのであろう俺の写真を見せる。

A『…ふふふ、すごい目つきの悪さ。まあ、元々だけど…私のために我慢してくれてたんでしょ？すごい必死そう。』

A『この写真、私が無理矢理されたから撮ったって言ったら…真面目な私と遊びまくってる希くん、皆はどっちを信じるだろうね？』

興奮で弱っていた脳が働き始める。

A『希くん、他の女の子との関係…全部切って。連絡先も、全部。それで、これから他の子と関係作ったらコレ流すから。』
zm｢…それでええ？｣

A『うん、私ねずっと希くんのことが好きだったんだ。
目つきが悪い所とか、私と違って明るいところ。全部、ぜーんぶ大好き。希くんが私のことを好きなんだろうなって気付いたときは嬉しすぎてその場で体調崩しちゃったもん。』

俺のことを早口で語るAの、光のない瞳と目が合う。

zm｢うわ、かわい…｣
A『…別に、好きになれって言ってるわけじゃないから…
ごめんね、こんな女が好きになっちゃって。』

Aは泣きそうな、悲しそうな顔をする。
本当に思っているのに。
いつものAより、確実に可愛い。

離したくない。逃がしたくない。
あ、そっか！

このまま孕ませて、既成事実作って…俺から離れられん様にしたるからな！A。

どうしようフラグ付けられたら。
そしたらこの話修正するか…？？