愛、哀【wrwrd】【短編集】 (ページ32)

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・(オマケ的な) ページ32

sha目線

zm｢あ、はよーっす。どうだったどうだった？｣
sha｢付き合えたで｣
zm｢マジか。飯奢るわ｣
syp｢おー、彼女出来たんすね。遠距離恋愛のAさんでしたっけ｣

sha｢…な、俺がお前らと公園で会ったとき、俺って誰かとおったりした？｣

zm｢え壊れたんか？１人やったやん、電話してたんやろ？遠距離恋愛のAさんと｣
syp｢遠距離恋愛のAさんにメールで慰めて貰ってた時っすよね、確か１人だったと思いますよ？｣

俺にしか見えてなかったんか。

syp｢ま、遠距離恋愛か知りませんけどね。｣

zm｢知らんのに決めつけてたんか！w｣
syp｢この辺でAって知りませんし｣

3人でワチャワチャと喋っていると、大先生が歩いてくる。

ut｢なんや珍しいな｣

syp｢シャオさんに彼女出来たんすよ｣
ut｢マジか！え、てことはそれって彼女に貰ったんか？｣

sha｢？｣

俺がはてなを頭に浮かべると、大先生は｢これ｣と言って、俺の頭から何かを取った。

ut｢シャオちゃんの趣味じゃないやん、青薔薇のヘアピンなんて。｣
zm｢あ、確かに！全然気付かんかった。｣
syp｢大先生ってそう言う細かいとこ気付きますよね｣

sha｢…そうやなー、これが彼女…かな。｣
zm、syp、ut｢｢｢えっ｣｣｣

syp｢あ、あー…ドンマイっす｣
zm｢…飯奢るわ｣
ut｢な、なんかごめんなぁ｣
sha｢…嘘やって、ま、彼女いるのも嘘やけど｣

zm｢なんやねん！w
……えっ｣
ut｢フラれたんか可哀想に。じゃあ、結局コレってシャオロンが買ったん？｣

sha｢……秘密。｣
ut｢えー、気になる｣
sha｢あ、そう言えば、青薔薇の花言葉って知っとる？｣
syp｢知りませんねぇ、調べたら良いんじゃないっすか？｣

そう言ってショッピはスマホを素早く操作する。

syp｢えーと、奇跡、貴方を愛している、存在しない、とからしいすよ。｣
sha｢…そうなんや｣

zm｢…えっ、な、なんで、泣いてるん！？！？｣
sha｢えっ、あ。｣

ut｢ふ、フラれた悲しみが今来たんか！？｣

sha｢……いやー、Aにピッタリな花言葉や思たらな｣

syp｢…存在しないとかありますけど｣

sha｢…んー、そこも含めてやな。｣
zm｢この感じ…Aって2次元か？｣

ut｢あるなぁ｣

sha｢まあ、俺の話はええやん。
ゾムさん飯奢ってくれるらしいし、飯食べ行こや｣
ut｢…なんか相談あったら乗るからな？心配になってきたわ｣

sha｢気持ちだけ貰うわ、ありがとな｣

俺はヘアピンを付け直した。