●俺の好きな君のまま zm (夢主なし 多分人選ぶ) ページ4
zm目線
白井｢あはは、何それ！｣
zm｢やんなぁ？俺もそん時にめっちゃくちゃ笑ってもうてwww｣
白井｢ロボロさ…くんって面白いねw｣
Aの目が一瞬泳いだ。
あーあ、またやん。
zm｢な？いつ覚えてくれるん？A｣
白井｢ご、ごめんなさい…｣
zm｢あーもう、ええわ。やっぱ白井はAの代わりにはならんわ。｣
白井｢はぁ？彼女を初恋相手の代わりにするのなんて、おかしいんだからね！？｣
キンと耳に響く声で怒鳴られる。
何回目やろか。こんなような似たことを女に怒鳴られるん。
zm｢Aじゃないお前に興味ないねん。はよどっか行けや。｣
白井｢っ！！｣
白井は目に涙を浮かべながら俺の頬にビンタをし、走り去ってしまう。
やっぱり、あの子になりきれる奴はおらんのかなぁ。
zm｢はぁ……A…｣
？｢あれ…希さん？｣
zm｢は？誰やね…ん…｣
一目で確信する。
ああこの子は。
zm｢A…！｣
？｢えっと…初めまして？ですかね、3年くらい前に姉からよくお話聞いてました。｣
zm｢やっと会えた…！｣
俺はAに抱き付く。
？｢あ、あの！希さん！｣
zm｢なんや久しぶりやなぁ…｣
くりくりな瞳に、綺麗な茶髪。
少し小さい身長も、話し声も。
全てが一緒だ。あの時から少し成長しているようだけど。
？｢私、Aじゃないです。Aの妹の詩織で…！｣
zm｢るっさい。｣
詩織｢っ、は…？ぇ？｣
Aは俺に叩かれた頬を手でおさえる。
まさに、何が起きたか分からないと言った表情だ。
zm｢お前は今日からAやで。よろしゅうなぁ？｣
Aの腕を掴んだ。
詩織｢え、は？いや、何言ってるのか…全く…｣
zm｢そんで…希じゃなくて、ゾム…な？もちろん呼び捨てやで。｣
詩織｢いや、あの……いっ、いたたた…！腕！緩めてください！｣
zm｢大声出すなや。周りの奴らに変な目で見られるやろ？｣
Aは怯えたようにコクンと頷いた。
zm｢3年前は…ほんますまんかった…
今度は喧嘩もせずに、仲良ぉ暮らそ。｣
詩織｢あの…のぞ……ぞ、ゾム。い、今からどこに行くんですか…？｣
zm｢俺の家やで。4年前に約束したやん？俺と一緒に住んで、結婚して、幸せな家庭築こって。｣
Aは顔を引き攣らせた。
何が嫌なんやろか。まあ確かに？あの時と俺は変わったかもしれんけど。そんなに変わってへんやろ。
zm｢幸せになろな♡｣
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作者名：塩分の闇 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/egg/
作成日時：2024年1月25日 13時
