愛、哀【wrwrd】【短編集】 (ページ17)

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──過去目線ナシ

いじめられっ子｢や、やめてぇやぁ…｣
A『やめてぇやぁだって～、＃＃きゅんの大阪弁可愛い～w』
いじめられっ子｢ぅぅ…｣

A『えー、待って可哀想～、前髪長くてメガネかけてる陰キャで、その癖バリバリの関西弁で、きっしょいギザッ歯生えてて…人生負け組なんですけど～！！＃＃きゅん可哀想～』
いじめられっ子｢…｣

A『そんなに被害者面しないで。
……ね？ほら、スマイル！』

いじめられっ子｢な、何でも、言うこと…聞く…と思うなよ、群れて過ごす…しか…出来ひん弱虫が……｣

A『…うわ、ひっどーい！
ま、聞かないんだったら良いよ、別に聞かせるだけ』
いじめられっ子｢っ！｣
A『やったねー！女の子からの顎クイ！キュンときちゃったかなぁ～！石でギザッ歯削って、普通の歯にしてあげる！』

mob2｢…口、血出てるけど…｣
A『少しくらいの怪我は仕方ないよねー』
いじめられっ子｢う”が”ｯっ…いたっ、い”…ｯ！｣

A『あれ、口開けなかったの…？脣ボロボロ…まあ、石で脣削られたらそうなるか。』
いじめられっ子｢…ころ”してやる…絶対に殺してやる…ｯ！｣

A『あ、そーだ！そのお口ボロボロ状態でツーショ写真撮ろ～！はいチーズ♪』

mob2｢流石にやりすぎじゃない…？｣
mob｢A、いい加減に…！｣

A『2人とも黙って。
さーて、＃＃くん、お口どー？痛い？痛い？』
いじめられっ子｢痛ぇに決まっとぉやろ…！｣

A『あらやだ可哀想～！あ、怪我にはアルコールだよね！
＃＃くん、コンビニ行こっか。』
いじめられっ子｢…？｣
A『酒のアルコールで消毒しよ、私も一緒に行ってあげる。あそこのコンビニの店員、年齢確認甘いから。ね？』
いじめられっ子｢…嫌や｣
A『あっそ、じゃあいい』

いじめられっ子｢んぶぅっ！？がぁ”！んん”う”う”！｣
A『親の酒、鞄に入れてるんだよねー』
いじめられっ子｢げほっ、げほ…ｯげほげほっっ！！｣
A『……今日はもういいや。またね、＃＃。』

A『半年で不登校になっててウケるw』
教師｢A、いるか。職員室に来い。｣
A『うぃーす』

教師｢お前、＃＃を苛めていたらしいが、本当か？この写真は本物か？｣

A『っ！！あいつら…！』

教師｢……まあいい。学校としても問題を大きくしたくない。
他言はするな、断じてだ。そして…もう余計なことをするな。｣