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syp目線
A『あ、私も行くよ』
syp｢あんたはバッグの中でも探してて下さい。｣
A『…はいはーい』
rb｢ふふっ、じゃあ行ってきますわぁ｣
しばらく歩いた後、ロボロさんは公園のベンチに腰掛けた。
ので、自分もベンチに腰掛ける。
syp｢いやー、まさか女装してるとは思いませんでしたわww｣
rb｢るっさいねん。しゃーないやろ、急に男が話しかけてきて鍵探すの手伝うなんて、怪しまれるかもしれんし。｣
syp｢そんなことないと思いますけどね？困ってるところを助けてくれた人としか思いませんよ。｣
そう言うと、ロボロさんは｢そんなもんかぁ｣と溜め息混じりに言った。
rb｢あ、あとあと。同性の方が色んなこと話しやすいやろ。｣
syp｢あー、確かに。それはありますね。｣
rb｢仲良ぉなってからの方が確実やしな。｣
チラリとロボロさんの方を見た。
フリルが大量に付いた、メンへr…メルヘンな女の子がよく着そうな服を着て、ハーフツインテをしているロボロさん。
多分こんな姿のロボロさんを見たら、ゾムさん辺りは笑い死ぬだろう。
だが、可愛いのもまた事実。
俺より年上とは思えん童顔っぷり。
低い身長に、メイクなしでもバッチリある睫毛。
……これが普通の女の子で、ロリやったらなぁ
rb｢はいはい、すみませんねぇ。元ジム通いの成人男性で。｣
syp｢あ、声に出てました？｣
rb｢バッチリ出てたわ。普通の女の子やったらなぁって。｣
syp｢さーせーん｣
ロボロさんと話をしていると、携帯が震えた。
syp｢『やっぱりバッグの中にもなかったー』ですって。｣
rb｢さて。そろそろ行くかー｣
syp｢あ、そう言えば。名前…どうするんすか。｣
rb｢あ。｣
そこまでは考えてなかったらしい。
rb｢……ろ、ろぼこ…｣
syp｢無理があると思いますけどね。｣
rb｢…じゃあ何がええねん。俺センスないて｣
ロボロさんの本名…桃宮天か。
syp｢いや、普通に桃宮天でええんちゃいます？｣
rb｢いけるか？？｣
syp｢中性的な名前してるんで、いけると思いますよ。｣
rb｢しゃ、そうするかぁ｣
名前が決まったところで、｢今からそっち行くわ｣とだけAに返した。
syp｢あ、鍵探すの忘れてた｣
rb｢…心配ないで、行こ。｣
syp｢あ、はい。｣
また女の子らしく歩き始めたロボロさんに大人しく着いていく。
A、鍵どこになくしたんだろう。
意外とドジやからなぁ、すぐに物なくすし。
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作者名：塩分の闇 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/egg/
作成日時：2024年1月25日 13時
