愛、哀【wrwrd】【短編集】 (ページ13)

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●かまってちゃんは、演技が上手い　rb ページ13

※お嬢様の動画は見てないので、お嬢様の動画要素はないです※
※かまってちゃん人狼を見て思いつきました※

A目線

鍵をなくして困っていた私に声を掛けた、天使のように可愛らしくて愛らしい人。
私よりも少し身長が高くて、ふりふりの服を着ていて、宝石のように綺麗でクリクリで大きい瞳を持った女の子。

？｢あ、あの…何かお困りですかぁ…？｣
A『可愛い……』
？｢へっ？｣

思っていたことが口に出てしまったようで、焦って訂正する。

A『あのっ、ごめんなさい！可愛いって言うのは変な意味ではな…』
？｢可愛いっ！？｣

女の子は私の両手をぎゅっと握った後、我に戻ったのか｢あっ｣と顔を赤くして、私の手をすぐに離した。

？｢ごめんなさい、言われたことがないから嬉しくて…！
そう言えば、何かありましたかぁ？｣
A『家の鍵をなくしちゃったんですよねー』

そう言うと、女の子は｢ええええっ！？｣と大きな声を出した。

？｢大変ですね～！私も一緒に探しますよぉ！｣
A『い、良いんですか！？ありがとうございます…！！って、あ、ショッピ！』

syp｢まだないんすか。あ。｣
？｢……こんにちはぁ。｣
syp｢くはっ、こんにちはぁ。｣

ショッピはニヤリと、いつも私を煽るみたいな顔で笑った。
もしかして知り合いなのかな？

A『もしかして知り合い？』
syp｢いやぁ？最近この辺でよく見るだけやで？｣
？｢……そうなんですぅ、最近引っ越してきたんです～｣

ショッピは｢ほーん｣と興味なさそうに呟くと、女の子に話しかけた。

syp｢鍵、探すの手伝ってくださいよ｣
？｢もちろんですぅ｣
syp｢あざーっす、んじゃ、あっち探しに行きましょ｣

A『あ、私も行くよ』
syp｢あんたはバッグの中でも探してて下さい。｣
A『…はいはーい』
？｢ふふっ、じゃあ行ってきますわぁ｣

女の子はひらりと優雅に手を振った。
喋れば喋るほど不思議な子だな。
少し現実離れしているというか…現実にこんな子いるんだって感じの喋り方だし。
語尾の音が上がっていて、可愛らしい。

A『あっ、名前聞くの忘れてた！』

ピンク色と黒色のロリータ服。
サラサラな茶髪のツインテール、キラキラと輝く、ショッキングピンク色の瞳。

あの子みたいに可愛かったら、私もああ言う服を外でも着られるのになぁ。
あ、そうだ。鍵探さなきゃ。

私は徐にバッグの中に手を突っ込んだ。