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「それはっ…………！」
「料理長なんだから、もちろん味見しておられるはずよ。ならば安全なこと、あなたの潔白、証明できるわよね？
ほら、一気飲み、どーぞっ♡」
ラメリアはその毒入りスープ(？)を無邪気に差し出す。その楽しそうな顔とは裏腹に、料理長はそのスープを受け取る。しかしその手は酷く震えていて、その目はまるで許しを乞うかのよう。
「……飲めないの？料理長なのに？」
「ぁ、……あ、許して、下され……」
「私ね、あなたのせいでスパイって疑われてるの。」
「なぜ、なぜ……ラメリア、様、」
「うんうん、ほらほら飲んで飲んで。」
「……ぁ、」
飲んだ、否、飲ませた。
後頭部を固定、口を開けさせてラメリアはスープを流し込んだ。料理長の口の端から零れるミネストローネ。白いエプロンを真っ赤に染める。抵抗する手。シャオロンやひとらんが止めにかかる。
ごぽり、1歩遅かった。
「……えー、もう終わり？」
「……うそ、だ、」
「しん、だ……」
口から溢れ出たミネストローネを最後に、料理長は息絶えたのか、抵抗していた腕が力なく床に落ちた。皿に残るは半分以上残ったミネストローネ。この量で、料理長は死んだ。という事は、もし俺達がこのスープに手をかけていればーーーー。
「…………」
「め、メイドさんさ、」
「は、はいっ！！？」
「お皿、下げてくれへん？出来るだけ早く…」
「か、かしこまりました……！」
「ラメリアちゃん、さては言うてへんな！？」
「先生、」
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･
･
「この毒入りスープ、いただきますねっ」
「ラメリアちゃん！！！！それはっ！！！」
ごくり、彼女は猛毒入りのスープを飲み干した。
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ぴの子(プロフ) - 繋がってるのめちゃくちゃ鳥肌たちました、とても面白かったです！ (2019年6月18日 23時) (
レス) id: eeb6ae8ba2 (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - 女王様のお話がまた読めて嬉しいです(＞＜) (2019年6月18日 1時) (レス) id: d2182e9bad (このIDを非表示/違反報告)
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