もしも婚約者がアイドルだったら。（（赤） ２

不思議な空間。 ページ24

*









望「なんでシゲは俺んちに来たん？」






なぜか少しニヤニヤしながら言う望。






大「だって…」






横目で私を見てきた。






朝の食卓はなんだか変な感じです。




いつも見てる大毅さんじゃない。






大「なぁ、戻って来ないん？」



「いや、戻りますよ？引越しの準備もあるんで」



望「ほんまに引越しするんや…」



大「どうしても？」



「もう契約済ませてるんで！あー、１週間しかない…」



大「引越し…すんなや」



「え？」






真面目な顔して私を見てきた。






望「あーもー！なんやねんこの空気は！ムズムズする！」






え、どうすればいいの私。






望「シゲ〜、言えば？Aが好きやって」



大「なっ…！///」






みるみる顔が赤くなってく。





…好き？大毅さんが私の事を？






「ねぇ、望？大毅さんに変な事言わないでよ〜」



望「でもさ〜、前にシゲがな？Aんk」



大「望もう喋らんといて！！」






…ま、いいか気にしないで。






望「…A、今日の夜みんなで鍋パしよ！！な！？」



「う、うん」






勢いすごすぎてイエス。






大「何、今日も泊まるん？」



望「夜までシゲも遊んで鍋パして一緒に帰ればええやん」



大「そ、わかった」






固かった表情が和らぎ、



安心したようにも見える大毅さんが少し気になった瞬間。

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