もしも婚約者がアイドルだったら。（（赤） ２

わからない事。 小瀧side ページ22

*









Aを俺の部屋に案内。






「意外とキレイ…」



望「意外、てなんやねんw」



「おやすみ」



望「ん、おやすみ」






部屋の電気を暗くしてソファに寝転がった。






望「はぁ……何してんやろ、俺」






ふとついたため息。





自分がなんでAを俺の家に呼んだのかわからへん。



シゲの婚約者なのに。






…ほんま何してんねん、俺。









少し趣味悪いかもしれへんけど、



俺の部屋のドアをそーっと開けた。





ぐっすりとAは寝ていた。




人んちやと落ち着かなくて寝れないて言うけどAはすやすや。






音を立てへんように枕元に行く。





…寝顔を覗くとか俺趣味悪っ！







そんな時、また俺の携帯のメロディーが鳴った。





急いで部屋を出てリビングに来て画面を確認すると『シゲ』の文字。






望「…ん、どした？」



−大「…おるんやろ」



望「何が？ww」







シゲが何を言ってるかわかってるけど、



わからないフリ。






−大「はよ元に戻してくれへん？」



望「なんで？」






ほんま悪い男やな、俺。






−大「俺の、、婚約者やから」






好きなんやな、Aの事が。






望「へぇ？…Aは家戻りたくないみたいやけど」



−大「…え、ほんまに？」






言うてないけど、シゲに少し意地悪したかった。






−大「…望、あいつに手出すなよ？」



望「出さへんよ…多分な」



−大「あいつは純粋やから、どうしたらえぇかわからんだけやねん」






こんな困ってるシゲは初めて。

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