もしも婚約者がアイドルだったら。（（赤） ２

お家。 ページ20

*







「……。」



望「なーに立ってんねん！ソファに座ってえぇよ？あ、お茶持ってくるから待ってて〜」






いや、、だってさ？






望「俺んち来るの嫌やった…？」



「嫌っていうか、落ち着かないだけ…」






そう、私はまさかの望の家に来てしまった。





茶色のソファに座ると望が横に来た。






望「俺の作戦絶対成功してる自信あんねんけど」



「教えてよ、私にも」



望「題して、『のんちゃんがシゲを嫉妬させよーう！！』や」






自分でのんちゃんて言うんだ。






「嫉妬…？」



望「シゲのほんまの気持ちを知るためにはこれがえぇと思って！少し強引やけどな！」



「それ意味あるの？」



望「あるに決まっとるやん！Aとシゲの将来のためや！」



「将来て…てか、私の事さっきはちゃん付けだったけど今は呼び捨てなんだね」



望「シゲの前はちゃん付けしようと思って！なんか怒られそうなんやもん」



「怒らないでしょ〜」



望「Aが思ってるより案外嫉妬すんでシゲ」



「そもそも私の事好きじゃないと思うよ？」



望「好きやって！俺わかるもん！」






そう、なの…？





私はわからない。



大毅さんがどうしたいのか。






望「あ、今日は俺んち泊まっててな〜？作戦のうちやから！」



「わかった」






望の家にお泊まりか…




…お泊まり？






え。

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