“王子×悪魔”【赤】

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先輩にあんなことされて、食欲もなかったのでお風呂に入って部屋で一人ベッドでスマホをいじってた。



((ガチャ




「((ビクッ」





ドアの前には、お風呂上がりなのであろう少し髪の濡れた先輩が立っていた




赤「そんなにびびらんでもええやん」





「ビビッてなんていません」




あまりかかわるまいと思って、布団の中に潜り込んだ私。




「(待って、ちかずいてきてる！？)」



((バッ



勢いよく先輩によってめくられた布団




「何するんですか、」






赤「布団に潜り込むとか、誘ってるん？」




そう、私に馬乗りになる先輩




「ちょ、先輩何してるんですか」



逃げようにも両腕をガッチリ捕まれてしまい、動けない




赤「その嫌そうな顔、そそるわ((ニヤッ」






先輩の顔が首すじにちかずいてきて

((チュッ



「……痛っ」





赤「俺のもんって印。」






「しるし？」






赤「((カプッ」






「…んっ、」






赤「きふまーふ、」





「ひゃ、みみくわえながらしゃべらないでください」



赤「じふん、みみ、よわひんやね」



私の耳をくわえながら話すものだから、やたら感じてしまう




「…ふぇ、せんぱ、もうやめてください」





すると耳をくわえられるような感覚が消えた





赤「耳だけで感じすぎろ。((チュッ」






「……んｯ、」




今度はキス！？



それもさっきみたいに優しいものじゃない




「せんぱっ……んっ！！」



酸素を求めて開けた口の隙間が入ってきた舌




「んん……ふっ、」





限界がちかずき先輩につかまれている腕を解こうと手もこうするが、びくともしない





なかなか離してもらえず、酸欠からか意識がもうろうとしだした時

やっと離れた先輩





「ハァッ、ハァッ」


必死に息をする私を見て笑う先輩


赤「ハハッ、バテすぎやって(笑)」




「なんで、あんなことするんですか」






赤「なんでやろうな？」




そう笑いながら、私の上から退けて自分のエリアへ向かっていく先輩



ほんとに悪魔


こっちの悪魔の顔を全校生徒にさらしてやりたいわ！！





赤「あ、俺の本当の顔誰かにいったら………お仕置きな。
さっきのとは比にならないレベルのな」



今やっとわかった

神山先輩たちがいっていたことの意味が…

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