“王子×悪魔”【赤】

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柚季「久しぶりやね、流星」


そう優しく笑いかける柚季さんの後ろには神ちゃんと大毅くん


青「なんで食堂に？」



柚季「私、来週からこの学校に編入すことになったの。
だから私も寮生活、
お父さんの仕事の都合で半年だけなんだけどね...」



すると突然一歩前に出て柚季さんの横に並んだ大毅くん

嫌な予感...



赤「実は、柚季と付き合うことになりましたっ！」


頬を少し赤らめながら柚季さんに手を絡めた



胸がぎゅっと締め付けられた...




自分の気持ちに気づいた瞬間に失恋て。

最悪





緑「やっとのおもいやな笑」


赤「ほんやでー
柚季、突然いなくなるもんやからさ」



柚季「ごめんて笑」



大毅くんの横で可愛らしく彼女がうらやましい



私はそんな彼女の笑顔の裏に隠された辛い過去を知らない...





「私、部屋戻りますね？
みなさんでゆっくり話すこともあるだろうし...」



緑「まだ残っとるで？とんかつ」



「流星くんやっぱりあげます、
じゃあ、おやすみなさい」



椅子から立ち上がろうとした時


((ズキっ


「痛っ、」


足が痛んでふらついた



青「あっぶな〜」



支えてくれたのは流星くんだった。



無理して階段急いで登ったりしたのが悪かったのかな



赤「大丈夫か？」



「大丈夫です、流星くんもうだいじょっ？！」



突然私の膝裏と背中に回った腕


「降ろしてくださいっ」



青「俺にお姫様抱っこして喜ばない女子、おらんねんけどな...」



「嬉しくないですからっ」



青「(なに、シゲのほうがええ？」


意地悪な声で私の耳元で囁く流星くん



「流星くんでいいですからっ」



青「ん、よし。
部屋運んでくるわ

あ、俺のもらったとんかつ誰も食うなよ？」



赤「食べへんから笑」



よかった食堂ほとんど人いなくて

こんなとこ見られたら女子に何言われるかわかったもんじゃない...

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