“王子×悪魔”【赤】

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私があんなことになる3日前.....





両親の海外への転勤に伴い、寮へ入寮した私

紫「あ、おはよーさん。」



橙「気をつけて行きや、遅刻すんなよ」



「はい！いってきます！」



2人の寮監さんへ見送られ、学校までの道のりを猛ダッシュ


校門辺りで乃伊を発見



乃伊「はよ〜。」



彼女は、親友の乃伊。




一緒に校門をくぐり、昇降口へ向かおうとすると




「「キャーーーーーーーー！」」




毎日恒例の女子のキャーキャー祭り




悲鳴を上げる女子達の目線の先にいるのは、




赤「おはよーさん」



青「....眠っ」



緑「流星は寝過ぎなんよ。」



桃「昨日もずっと授業中寝とったもんな」




学校１人気の4人グループ



うち一人の小瀧望は、一応私の幼馴染み





乃伊「相変わらず人気やね」



「ね。」



乃伊「幼馴染みがあんなにイケメンとか羨ましいわ」



「でも乃伊は、藤井先輩推しやろ？」



乃伊「だってあのいつも眠そうな感じめっちゃカワええやん」



「ふぅーん。」



私は、誰にも言ったことはないけど密かに重岡君を推してる



あの笑ったときの目の下に出来るくぼみに、やられました






人ごみをかきわけ、やっとの思いで教室へ






桃「瀬名、おはよ〜」



そう私の頭に顎を押し付けてくる望


女子の視線が痛い....




「はよ、もうHR始まるで。」



桃「ええやん、まだ淳太来てへんし」



淳太というのはうちのクラスの担任



黄「小瀧、先生な。

ほれ、みんな早よ席つきー」



いつの間にかに教室の入り口に立っていた先生



桃「ちぇー。」



そう不満そうな声を漏らしながら席へ着いた望



「はぁ。」


朝から勘弁してよ....

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