Tragedy-悲劇の先に見えるもの-2.

◎Story49 ページ6

ーあなたSide



空気は最悪だった。


みんな何かしら事件が起きて
追いつめられていた。


神山『絶対あれやろ…

操ってる奴やろ』

藤井『それしか考えられへんわ

こんな急に』




『淳太さんとこはまだ対応に追われてるんですよね…』



小瀧『照史くんは過労で倒れとるし

…もうようわからん』



家政婦『重岡様、七海様がお帰りです』



「２人はなにかありませんでしたか！？」




重岡『みんなあったんか』

七海『うちらの病院にこんな手紙』



"重岡医師と小瀧医師を

辞めさせろ。

さもなくば

無差別で患者を殺す"





『なにこれ…ひどい』

神山『辞めさせられたん？』




七海『いや、自宅待機？みたいな。

休み残ってたしね』


重岡『…にしても、急すぎへん？

こんな一気に…』



小瀧『焦ってんのか…』

「どうして…」




考えても考えても


導き出せない答え…真実。



…翌日からさらに異変が…








ー翌日


中間『あれ…神ちゃんは？』

藤井『部屋にはおらんかったで』


１日目は…神ちゃん。



二日目は…淳太くん


三日目は…重岡くん。





３人が忽然と姿を消した。


「怖い…なんでみんな消えたの…！！」



七海「残されたのは…

あたしと流星、望にAか」


藤井『また明日この中から…』



家政婦『お金と食料はございます。

警察にもご連絡さしあげましたので

皆様かたまってあまり離れないように
なさってください。』






小瀧『みんな…すまん…』

「のんちゃん…」



藤井『望のせいちゃうやろ…』




みんなで慰め合うけれど


ほんの数秒で
また虚しくなってくる。

◎新作です！！スルー禁止（笑）→←◎Story48

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す