Tragedy-悲劇の先に見えるもの-2.

◎Story57 ページ15

ﾊﾞﾝ!!!







1発の銃声。





目の前には倒れてうずくまる横山さん。







『え…』





桐山
『…渋谷先輩』







渋谷
『…刑事になっててな。

まさか…かつての仲間をうつことになるなんて思わんかったわ』





横山
『すばる…』








渋谷
『…いけ』





部下
『はい！！』







刑事たちにとらえられ、
パトカーへと向かう。





渋谷
『…桐山、小瀧、お前らも来てくれるよな』




『…あの！！

どれくらいの罪に……』






渋谷
『…安心せぇ。

2人とも深く反省しとるし、
桐山は殺人未遂…といっても騙されてやらされたってところも考慮して
すぐに出られる。


小瀧は…』









口をにごす渋谷さん…




重い空気が流れる中…






七海
『…しっかり罪を償ってきなさいよ、望』



小瀧
『姉ちゃん…』






渋谷
『…小瀧にもいろいろと考慮される面もある。

すぐとはいかんくても…早く出れるはずや』









『よかった……


待ってるから！！…ちゃんと待ってるから！！』








涙が止まらない私を神ちゃんと濱ちゃんが
寄り添ってくれる







重岡
『…ごめんな、小瀧』



小瀧
『なんでシゲが謝るん…！』





重岡
『…お前1人にいろいろ抱え込ませて。

気づいてやれんくて…ホンマにごめんな？

俺達待ってるから。』

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