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大毅Side
大学の駐車場に車を止めて、俺は図書館に入った。
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大毅「あ、（人1）」
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「重岡くん……ごめんねこんなとこまで」
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大毅「いや、別にええねんけどどないしたん?
急に過去のこと調べるなんて」
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「重岡くんに申し訳なくて……辛い思いさせちゃって………」
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大毅「気にせんでええのに、俺こそすまん……」
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「ううん、もしかしたら本当に重岡くんの幼馴染やったら、重岡くんに申し訳ないことしとるから…」
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大毅「無理に思い出そうとしたり調べようとしなくてええんやで?」
「でも、」
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大毅「のんちゃん、心配しとったで?
ちゃんとのんちゃんのとこに帰ってほしい。
彼女やろ?」
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「っ、(頷く」
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大毅「ん、のんちゃん心配性やからさ…、
次からは居なくならんであげてや?」
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「ん、、ごめんね…重岡くんに迷惑かけて」
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大毅「ええねん、俺も幼馴染のこと忘れへんとな…（人1）も俺も、付き合っとる人居るんやし……」
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「重岡くん、彼女居るん?」
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（人1）は気のせいか、目を丸くしていた
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大毅「おん、ついさっきな……告られた。」
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「そうなんだ…やっぱ、モテるんやね」
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大毅「そんなことあらへんよ………そうや、
これ渡そうと思っとったんや…外でえへん？
送ったる。」
「ありがとう。」
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俺は駐車場に連れていき、助手席に乗せた。
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大毅「これ、（人1）に似合うんやないかって…。」
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俺はバックからヘアピンを取り出した。
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「かわいい……ええの?わたしなんかに」
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ー…ﾊﾟﾁﾝｯ
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俺はヘアピンを（人1）の髪に付けた。
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．
大毅「おん、つけてほしいねん。
うん、似合っとる。」
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．
「かわいい〜、ありがとう。」
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作者名：あかね | 作成日時：2020年11月13日 13時
