Hair clip ページ9
（人2）Side
わたしは、2度もこの人に助けてもらってしまった。
わたしは重岡さんからもらったパンを屋上で座りながら食べているわたしの隣にはまだ重岡さんと重岡さんの隣には神山さんが居る。
．
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赤「なぁ…なんで前髪で顔を隠しとるん？」
「っ、」
わたしはとっさに前髪を触った
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赤「誰も無理矢理見ようとせんって、でも前髪出したほうがかわええと思うんやけどな」
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．
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「っ、//」
わたしは首を横に思いっきり振った。
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赤「拒否り過ぎや！(笑)」
．
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．
「っ//」
あ、笑った顔が可愛い
わたしなんかが思わずそのまま見つめてしまった。
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．
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重岡さんと目が合うと、重岡さんは前髪をパッと触り、女の子らしいヘアピンで斜め横に留めてきた。
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「ちょっ…//」
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．
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赤「ほら、絶対こっちのほうが美人やん！」
．
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．
「嫌や…//おでこ広いってバカにされるん！」
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．
わたしはピンを外そうとすると、手で制止された
赤「それって、隠しとるから余計バカにされるんよ！」
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．
「重岡さん…」
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．
赤「そのままでええねん！」
緑「せやな、俺もそう思う」
「っ、ありがとう。」
赤「ええねんて！」
なんでだろう、この人なら
大丈夫や、そう思えた
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作者名：愛莉 | 作成日時：2020年10月16日 15時
