Thank you ページ6
警備員に声をかけられたわたしは
屋上の柵から超えて言うとおりに戻った。
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赤「なぁ!な、名前は?」
「わたし…?」
赤「おん!」
「……(人1)(人2)やけど。」
赤「(人2)な!俺は重岡大毅!!これからよろしゅう!」
よろしゅうって……
「関わる気ありませんけど?」
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赤「ん?あぁ、俺があんたが生きててよかったって思えるくらい人生楽しませたるわ」
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そう、彼はケラケラ笑っていた。
意味がわからない。
なんでこんな他人なんかを助けるのか
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「バッカじゃない。」
わたしはそう吐き捨て、彼より先に屋上へ出ようとした
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赤「…………」
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緑「待てよ!しげが助けてくれたんやで?
お礼くらい言うたら?」
「は?別に頼んでへんし」
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赤「ええって、神ちゃん」
そう、重岡さんは神ちゃんという男の人の腕を掴んで止めさせていた。
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緑「けどっ、お礼くらい言えへんの?」
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「お礼ね………ありがとう。これでええ?」
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緑「…っ、!!」
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明らかに棒読みやったと思う。
強制的にお礼言わせるのはどうなんやろと
わたしは思うけどね。
赤「…………っ、」
それだけ言い、わたしは屋上を先に出た。
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作者名:愛莉 | 作成日時:2020年10月16日 15時