Two of a kind ページ19
「大丈夫?」
わたしは重岡くんの手当をし終わり話しかけた
赤「…大丈夫や、心配かけてもうてごめん……
電話しよう思ったんやけど、起きれへんくて」
「ううん、無事で良かった。重岡くん、わたしの家に、来ない?」
赤「え？」
わたしは何を言ってるのだろう
.
．
.
自分でもわからない…
．
.
．
でも、ここに居たら重岡くんがいつか
死んじゃうんじゃないかって、
嫌な予感しかなかったからかもしれない
.
．
赤「でも、迷惑……」
．
.
．
.
「大丈夫、わたしの親…そういうのなんとも思わないから」
赤「………え？」
．
.
．
変わってるよね、普通なら男の子連れてきちゃだめって言うよね。
でも家は干渉されないから。
.
．
.
わたしはそのまま重岡くんを連れて行った
．
.
ー…ｶﾞﾁｬｯ
わたしは自分で鍵を開け、ただいまも言わず部屋に入る
赤「ちょ、ただいまくらい言わへんとあかんのちゃう？」
「…………いいから、」
．
.
．
赤「……お邪魔します」
.
．
.
わたしは廊下を歩くと隣の部屋でいつものことを両親はやっていた。
母「浮気したかって聞いてんだよ!!」
ー…ﾄﾞｶｯﾊﾞﾘﾝｯ
父「し、してませんっ……」
．
.
赤「……………」
こういうやり取りが毎日のようにある。
．
.
「わたしらに危害は加えへんから大丈夫、こんなとこでもええんやったら上がってや」
赤「お、おう………」
．
.
そのままわたしは重岡くんをわたしの部屋に案内して部屋に入る
．
.
赤「………大変、やな……」
「ん、慣れた…こういうもんだなって。」
.
．
.
赤「俺らって、似たもの同士なんかな。」
「えっ？」
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作者名：愛莉 | 作成日時：2020年10月16日 15時
