Embrace ページ12
いつみ「あんたさ、重岡くんのなに?」
教室に一人で戻ろうとすると白石さんたちに囲まれた。
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「何って、なにも……」
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あかね「いいから来いよ!」
ー…グイッ
わたしは、腕を引っ張られトイレに連れ込まれた。
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そう、白石さんたちは裏でわたしをいじめるのだ
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いつみ「ほんとムカつく」
わたしは白石さんに髪の毛を掴まれ、
「いっ!!」
ー…シューッ
緑色のスプレーで色をつけられた
「やめてっ!!」
わたしは、白石さんを押し倒すと
両腕を抑えつけられた
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「離してよっ!!」
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身体のいたるところを殴られ、蹴られた
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何時間くらい続いただろうか。
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毬子「ふふっ、」
いつみ「いい気味、今日はこのくらいにしてあげる」
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そう言い、白石さんたちは嘲笑いながら
わたしを置いてトイレから出た
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「……もう、無理だ」
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わたしはそう呟き、走って外に出た。
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ー…ドンッ
すると、誰かに肘がぶつかった気がする
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赤「(人2)!?」
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「っ、、」
重岡くんに見られた………
わたしは重岡くんの声を無視して走り出した
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赤「ちょ、(人2)!?」
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気がつくとわたしは電車のホームに来ていた
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『ホームに電車が通過します、黄色い線から離れてお歩きください』
という音声が流れるもわたしは
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ホームに近づく
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もういい、ずっとこの先もいじめられるくらいなら
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死んだほうがマシだ
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ー…フラッ
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わたしは身体をホームの方に倒そうとした
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ー…ぎゅっ
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わたしは誰かに身体を抱きしめられた
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作者名:愛莉 | 作成日時:2020年10月16日 15時