第19話 ページ19
としみつside
俺は花火が打ち上げられている中、
りょうの言葉が引っ掛かり、
ふらっと外へ行こうとする。
ゆ「あれ？としみつ帰んの？
まさか…これ？」
ゆめめるは嬉しそうに小指を出す。
と「いねーよ！」
ゆ「最近女遊びせんくなったし。なんかあった？」
と「いや、なんも」
そう言い残し、俺はてつやの家を出た。
そして俺はある場所へと向かった。
…高校のころ、Aと花火を見たあの橋だ。
りょうの一言で…
なんかここに来たくなって。
…俺もなんでかわからんけど。
俺は歩いてそこへ行く。
パッと顔を上げた時、
すでに橋その橋には人がいた。
橋に手を置き、花火を見上げている女の人。
と「…A？」
花火の音がうるさく鳴り響く中、
Aは俺の声に振り向いた。
「…としくん…」
と「ここで花火見てたんだ」
「…ここ…好きだから」
Aの言葉に少しドキッとする。
…俺に向かって言ってるわけじゃないのにな。
俺はAの隣に行き
あの日のように花火を見上げる。
「懐かしいね」
Aの方を見ると、
なんだか悲しそうな顔で花火を見上げる。
高校の時、一緒に見たときは
すっごい笑顔だったのに。
そういえば付き合ってる時もこんな顔をしたことがあった。
俺はその時何も聞けなかった。
…そのことを何回も後悔した。
Aに…なんで何にも声かけてあげられなかったんだろうって。
と「なんかあった？」
今更声をかけたところで何の償いにもならないかもしれない。
そう思いながらもAに声をかけた。
「…なんも」
何もない、とはいうものの、
花火を見たままAの頬には涙が伝う。
…Aは…ずっとそうだ。
何でも一人で抱え込んでる。
俺はそんなAが小さく見えて…
思わずそのままAの肩を引き寄せ、
Aの頭に俺の頭をくっつける。
Aの目からはさらに涙があふれて出ていた。
…守りたい、なんて
俺が言えるセリフじゃないかもしれんけど。
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のえる(プロフ) - yuさん» いつも楽しみに待ってくださってありがとうございます！！とっても嬉しいです！思った以上に忙しくて中々更新できませんが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです(*^-^*)よろしくお願いします！ (2020年5月16日 2時) (
レス) id: 0d68e0383d (このIDを非表示/違反報告)
yu(プロフ) - 久しぶりの更新待ってました(*^ω^*)あーーー早くより戻って欲しいです！！ (2020年5月15日 0時) (レス) id: df3db5a4e0 (このIDを非表示/違反報告)
のえる(プロフ) - Knymal01さん» コメントありがとうございます！ご指摘ありがとうございます！自分がりょうくんって呼んでいるのと混ざってしまってました汗すいません！これからも見てくださると嬉しいです！よろしくお願いします(^O^) (2020年5月6日 8時) (レス) id: 9b3ba404a6 (このIDを非表示/違反報告)
Knymal01(プロフ) - 更新楽しみにしてます！気になるとすればとしみつ、りょうくんのこと君付けしない気がしてます、、！ (2020年5月6日 1時) (レス) id: 437d9bd777 (このIDを非表示/違反報告)
のえる(プロフ) - yuさん» コメントありがとうございます！嬉しくって何回もコメント読んでしまいました！（笑）もう少ししたら一気にお話あげていこうと思ってますので、少々お待ち下さい！これからもよろしくお願いします(o^^o) (2020年5月6日 0時) (レス) id: c1cd8db9a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のえる | 作成日時：2020年5月1日 0時
