〜第114話〜風丸まで ページ21
あの後、私達は病室から帰ることになった
そして士郎が入院している間は福岡に残ることになったが
その日の皆は食事中もあまり話さずとても静かな日だった
そして、そんな朝方の出来事だった
A｢...昨日は速く寝過ぎちゃったから早く起きちゃった...｣
私は背伸びをしてテントの外を出ると
A｢風丸....?｣
陽花戸中の外へと出ようとしている風丸の姿だった
A｢風丸〜｣
私は風丸のことを呼ぶと風丸の足が止まった
でも、こちらは向かずにただ立ち止まっていた
疑問に思った私は風丸の元へ駆け寄ると
A｢...どうしたの？｣
私は顔を覗きこんだら視界が真っ暗になった
A｢!?かっ、風丸...?//｣
そう、私は風丸に引き寄せられて抱きしめられていたのだ
風丸｢....A...
俺、イナズマキャラバン降りるよ...｣
風丸のその一言で私の頭は真っ白になった
A｢...えっ...？｣
私は離れようとしたが風丸は離さずにそのまま抱き締められた
風丸｢もう、エイリア学園に勝てる気がしないんだ...
ジェネシスが出てきても次に新しいチームが出てくるに違いない...
もう俺、自信がないんだ...｣
A｢!!...どうしてっ、一緒に強くなろうって約束したのに...!約束破るの....!?｣
声が震えながら風丸のジャージを握るが
風丸｢...俺にはお前が見えないんだ...
どんなに追いかけても追いかけても...
もうっ...お前には追いつかない...｣
A｢...え...？｣
すると風丸は私から離れて、私の頭を優しく撫でてから
A｢...そんなっ、風丸...！｣
風丸｢お前と過ごせた時間、本当に楽しかった
ありがとう...｣
風丸は私の前を通りすぎて行った
A｢風丸...待ってよ...!｣
私は名前を呼ぶがこちらには振り返えらず、
そのまま歩き進んで行った
何度も何度も名前を呼ぶが振り返ってくれず、そして、もう見えなくなってしまった
A｢風丸っ...!!｣
私はしばらく地面に伏せていて泣きじゃくんでいた....
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kendomorka(プロフ) - このお話すごく好きです！番外編のアウターコードもすごく面白い！今の段階からアレス編が楽しみです！更新待ってます！ (2018年11月8日 19時) (
レス) id: 70ccac78bc (このIDを非表示/違反報告)
?桜咲?(プロフ) - 続きがきになります！！できるようになったら更新してください!!! (2017年12月31日 19時) (レス) id: 0122eee81d (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - 凄く良かったです！続きがすっごく気になります！今、大変な時だと思います…。進路が思ったように行けるように応援しています！そして、更新待ってます…！色々、頑張ってください！ (2017年7月12日 21時) (レス) id: 48839c7b9d (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 柑橘系さん» コメントありがとうございます!!これからも頑張らせていただきますのでよろしくお願いします!!(*´-`) (2017年3月4日 21時) (レス) id: d7f52be315 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 奈都(´・ω・｀)さん» コメントありがとうございます!!そう言っていただけて嬉しいです!!これからも頑張らせていただきます(*´-`) (2017年3月4日 21時) (レス) id: d7f52be315 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちご | 作成日時：2016年12月16日 18時
