４４話 関係 ページ46
白「[この世界]？おい小娘・・・てめェは違う世界のルールなら知っているような
言い方だが？」
あ「その通りだ。私はこの世界の人間じゃないからな。天竜人に逆らってはいけない
ルールなんかあ知らなかったよ。」
白「異世界人、ということか！？」
あ「あぁ、そうだ。ま、信じるも信じないもアンタの勝手だけどな。」
そう言って白ひげから目をはなし、海の方を見る。
あ「私がいた世界は海賊なんかいなかった。昔ならいたようだけどな。
この世界ほど差別もひどくなかったし、まぁまぁ平和な世界だ。」
白「・・・そうかァ・・・。」
あ「信じるのか！？」
白「嘘をついてる目にはみえねェからな・・・。」
あ「・・・そうか。」
思わず胸を撫で下ろす。
あ「私がこの世界に来たのは一年前だ。
島に漂着した私を助けてくれたのがヘレン。
それで・・・・・・・」
ヘレンが死ぬまでの経緯を全部白ひげに話した。
あ「それで・・・天竜人を殺すために海に出た。」
布でくるんでいた薙刀を背中から取って、布を外しながら白ひげに渡す。
白「それは・・・！！」
あ「ヘレンが私が海に出る時に持って行ってほしいと託された。
少し汚れてしまったけど・・・。」
白「アイツ・・・まだ持ってやがったのか・・・！！」
白ひげが少し口角を上げる。
あ「アンタとヘレンの関係は何？
マリージョアから逃げてきたヘレンをアンタが助けたということは聞いたが・・・。」
ずっと気になっていたことを尋ねてみた。
白ひげやヘレンの反応からしてただの関係ではなさそうだ。
白「ヘレンからきいてねェのか？」
あ「あぁ。」
白「なら・・・教えられねェなァ。」
白ひげは少し楽しそうに笑うと、私と同じように海のほうをみた。
あ「・・・そう。残念だ。」
薙刀を布にくるみなおすして、背中に背負った。
あ「手紙は届けた。私がここにいる意味はもうない。
・・・というわけで帰る。」
そう言って歩き出す。
あ「・・・あ、そうだ。」
ふと足を止めた。
あ「ヘレンから伝言もあったんだ。」
忘れかけてたけど・・・。まぁ思い出してよかった
白「？」
あ「『私は幸せだった。ありがとう。』・・・だってさ。」
そういった瞬間、白ひげは大きく目を見開いた。
白「グララララ・・・。そうかァ・・・。
幸せだった、か・・・。」
嬉しそうに白ひげは笑った
＿＿＿＿
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シエラ(プロフ) - 水水さん» 本当ですか(゜ロ゜)！？ファンなんて一生できないと思ってました…！すごくうれしいです。ありがとうございます(^-^) (2014年5月2日 7時) (
レス) id: 146ee6c9fd (このIDを非表示/違反報告)
水水 - はい！！楽しみにしてます！！ケータイ持ってないのでお気に入り登録できないですけど私は貴方のファンデスよ！！ (2014年5月1日 21時) (レス) id: 437e084f69 (このIDを非表示/違反報告)
シエラ(プロフ) - 水水さん» コメントありがとうございます！！更新、なるべくたくさんできるように頑張りますね（＾＾） (2014年4月30日 18時) (レス) id: 1618c520d3 (このIDを非表示/違反報告)
水水 - この小説マジでサイコー☆じゃんじゃん続き書いてください(*^_^*)ますます続き気になってきた〜＞_＜更新待ってまーす(^^) (2014年4月30日 14時) (レス) id: 437e084f69 (このIDを非表示/違反報告)
桜花さくら（夜桜）(プロフ) - シエラさん» いえいえ、こちらこそレスをありがとうございます(´･ω･`)(´-ω-`)) ﾍﾟｺﾘ (2014年4月29日 20時) (レス) id: 6ca5d008f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シエラ | 作成日時：2014年3月2日 10時
