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手を差し伸べてくれた人は【メリオダス】@奈緒 ページ9

寒い。冷たい。寂しい。悲しい。

真冬の夜。誰もが凍える夜
頼れるのはゴミ箱に捨てられていた大きめのマフラーだけ。
雪が降ってきた。



両親がいない私は頼れる場所がなく
いつも狭い通路で過ごしていた。

冬は嫌いだ
暗闇のどん底にいる気分になる。

貴(私、もうすぐ凍え死んじゃうんだろうなぁ・・・)

お金はとっくのとうに底をついた。

貴(やば・・・視界が・・・)




?「おーい?聞こえるかー?」

貴「・・・?・・・だ・・・れ・・・?」

カラカラの喉から出た言葉は自分でも驚くほどの声だった。
それにしても私に声をかけてくれるなんてよほどの物好きだな・・・
黄色いなぁ・・・

?「うーん。
  目線が合わないな。よし、ちょっとの我慢だぞ?」

返事をする間もなくその人に抱えられた。
その人に体はとてもたくましくって・・・

貴(暖かい・・・)

?「そうだそうだ、俺の名はメリオダス!
  名乗らなくってワリィな」

貴「・・・あり・・・が・・・と・・う」

メ「ん」




たどり着いた所は、すごく温かくってとてもおいしそうな匂いが漂っていた。
その人は私をベンチに座らせると料理を持ってきてくれた。



メ「さ、食べて食べて!」

貴「うっ・・・」

メ「まずいだろ?」




貴「うぅっ・・・ヒック・・・ふぇ・・・・・」

目から涙が出た
この人に助けてもらえなかったら私は死んでいた。
なんていい人なんだろう・・・




貴「おい・・・し・・い・・・です」

メ「そっか^^」



手を差し伸べてくれた人は
どん底にいた私を助けてくれました。

君はいつだって【キング】@瀬結→←お腹が鳴ったら甘いお菓子を【バン】@奈緒



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きのみ*(プロフ) - れみりゃさんの作品とても良かったです! (2016年4月24日 18時) (レス) id: 48fbc59521 (このIDを非表示/違反報告)
ayaキングlove ♪(プロフ) - 夢七さん» 了解(*^^*) (2015年4月8日 12時) (レス) id: 5c80a207f3 (このIDを非表示/違反報告)
夢七(プロフ) - 続編作りました!続編もパスは同じなのでじゃんじゃん更新してください! (2015年4月8日 1時) (レス) id: 8d60061aa3 (このIDを非表示/違反報告)
夢七(プロフ) - ayaキングlove ♪さん» ですね!!わかりましたー。 (2015年4月8日 1時) (レス) id: 8d60061aa3 (このIDを非表示/違反報告)
ayaキングlove ♪(プロフ) - 夢七さん» でもそれはそれでいいと思う!(友達なのでタメ語でおkですよ) (2015年4月7日 20時) (レス) id: 5c80a207f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夢七 x他10人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年3月5日 18時

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