七つの大罪の男性陣と恋をした。 (ページ45)

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20000hit記念！学パロページ45

先輩も“そうか”と言うと手に持ってた本を本棚へしまう。

そんな作業を繰り返しているといつの間にか外は暗くなっていた。
時間は午後6時。

かなり暗いな。
と思っていると
[今日はここで終わりにしよう。]
と先輩が言う。

確かに暗いし...怖いしw

｢そうですね。｣
と返事をすると、空いていた窓閉め、
先輩が立っている入口付近へ行く。

[外...かなり暗いな。大丈夫か？]
と先輩は首を傾げる。

暗くて、確かに怖いけど。
先輩に迷惑かけるわけにもいかない。
私は作り笑いをして
｢大丈夫ですよっ｣
と先輩に言う。

すると、先輩は私の顔をまじまじと見て
[俺が家まで送る。]
といい図書室の電気を消してドアを閉める。

｢あ、いえ、大丈夫です｣
私はそう返すと
[嫌か？]
と聞いてくる先輩。

｢嫌...じゃ...ありません。｣
と私は首を振ると
[そうか。なら送らせてくれ。危ないからな。]
といい廊下を歩き出す。
私は先輩の隣に駆け寄って
｢なら、お願いしますっ...｣
と小さな声で言う。

先輩は、
[俺は図書室の鍵を返してくる。先に靴を履いててくれ。]
と言って曲がり角を曲がって行った。

下駄箱は下。私は階段を下りる。
すると、ふと踊り場の窓から綺麗に輝く月が見えた。
｢わあっ！綺麗｣
そう言うと鞄から携帯を取り出しパシャリとその月を写真におさめる。
そして、数分その月を眺めると、先輩の事を思い出し階段を下りる。

｢それにしても、上手く撮れたなぁ。｣
とさっき撮った月に見とれる。
とｽﾞﾙｯと階段を踏み外す。
｢っ...!!｣
私はとっさに目を瞑る。
と痛みは来ない。。
代わりに、温もりが包み込む。
私はそっと目を開けるとあの先輩がいた。
[Aはよく階段から落ちるな。]
そう言うと私をおろし“痛いとこはないか？”
と続ける。
｢あ、はい。ありがとうございます。｣
そう言って私は頭をさげる。
[A。あの時もそうだったな。]
と先輩は言う。
｢ですね！あの時も助けてもらって｣
私はそう言って微笑む。

そう...であったあの日も...助けてもらった。

[はい。携帯も危なかった。]
彼はそう言って、私がさっきまで持っていた携帯を差し出す。
｢ありがとうございます。｣
私がその携帯を受け取ると
[じゃあ、帰ろう。]
といい歩いていく先輩。

その時ふと頭の中に
言うなら..伝えるなら今しかない。
たとえ彼女が居たとしても伝えなきゃ苦しいまま。
と言う思いがよぎる。

今。言わなきゃ。