七つの大罪の男性陣と恋をした。 (ページ37)

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メリオダス(ヤンデレ) ページ37

＿＿数時間後＿

日も暮れはじめ、私とキングはお店に帰った。

｢ただいまー！｣
と言い私は微笑む。

[｢おかえり。/♪｣]
やっぱかぶるかw

とりあえず私は着替えようと階段へ向かうと...
たくましい腕が腰に巻かれる。
その瞬間、目に写ったのはバンの顔。
｢ちょちょ！は、離れてっ！｣
私は頬を赤らめ、腰から手を剥がそうと力を入れる...が、当然女と男の力の差で剥がせない。
｢やだ♪｣
と彼は悪戯っぽく笑う。
｢はぁ｣
と私がため息をつくと
腰に巻かれていた手が急に解かれた...かと思うと、手首を掴まれる。
そして、そのまま階段の方へ歩いていく。
バンは何がしたいの？と思って後ろを向くと...
バンはあの場にいる。
ゴウセルも。
エリザベスは...ありえないし。
ディアンヌ...は入れないし。
ホーク...は論外。
てことは...。
私は掴まれている手からたどり着く先を見た。
見慣れた明るい髪色。
それと、あの刃折れの剣。
私は確信した。
様子がおかしかったあの人だってことを。

そう考えているといつの間にか自室についていた。

そして、なぜかベッドのふわっという感触が背中を覆う。
正面を見ると団長が見える。

ベッドに押し倒された...？

｢なぁ、Aは、バンが好き？それとも、キング？ゴウセル？｣
彼の真剣な目が私を射抜く。

｢え...？｣
こんな団長を見たことがない。

｢あいつらのどこが好き？｣

私は少し彼の雰囲気に恐怖を覚える。
いつもと違う彼は何か怖い。

｢え...と。どういう...いみ｣
声が震える。

｢A。もう、俺以外と話すな｣

いやいや、会話がなってませんけどぉ...
私はそう思いながら
｢な...んで？｣
と震える声で彼に言う。

｢いや...？｣
彼がそう言う。
その言葉には。いや、すべての言葉に
恐怖を感じながらもなにか悲しさを感じた。

｢...うん。みんなと...話したいし。｣

｢そっか。なら...俺しか見えないようにしてやる｣
彼はそう言うと
私へ口付けをした。
しばらくすると彼の舌が私の唇をこじ開け中に入ってくる。

舌が絡む。

頭がクラクラするほど甘く少し苦いような感じだった。

1分後くらいに唇が離れた。

ふたりを繋ぐ銀色の糸が怪しく光る。
その糸が切れる頃には私の頭の中は団長で埋まった。

しばらくすると、彼が口を開く。
｢お前を幸せにできるのは俺だけだ。だから...ずっと一緒に居ような。ずっと｣

そう言うと彼は怪しく笑い部屋を出ていった。

あとがきは次のページ！