七つの大罪の男性陣と恋をした。 (ページ14)

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ゴウセル(甘め) ページ14

リクエストありがとうございます！m(*_ _)m
甘めというキーワードで友達とお話をしてて思いついたお話です。

本編お楽しみくださいm(*_ _)m

｢ふわぁあ...｣
あくびが部屋に響く。
今は朝の８時ちょい過ぎ。

｢んー...さっむ。｣
ベッドから降りようとして毛布から足を出す。
すると、冷たい空気が足に当たる。
すぐに布団から出した足を毛布へもどす。

もう、12月。寒さも厳しくなってきた。
冷たい空気が部屋を漂う。

私は、冷たい空気を毛布の中へ入れないように
隙間を空けないように顔を毛布の中へ入れて
丸くなる。
すると、ドアが開いた。
[A起きてるか？]
ゴウセルだ。
｢起きてない。｣
そう返して私は毛布の中でできる限り丸くなる。
[了解した]
そう返事が帰ってくると
ｶﾁｬとドアが締まる音がした。
帰ったか...と思いながら眠ろうとすると
ふわっと毛布が体から離れ冷気がはいる。

｢寒っ！もう誰っ！｣
私は寒さをしのぐため両腕をさする。
[俺だ。]
声のする方を見ると
さっきまで被ってた毛布を持ったゴウセルがいた。
｢ゴウセルかぁ、返してよっ！｣
私は、毛布へ手を伸ばす。
すると、彼はヒョイっと私から遠ざけて、団長に起こしてこいと頼まれている。
という。
｢起きるからぁ！｣
と私が涙目で訴えると、
[そうか]
と言い毛布を返してくれた。

ゴウセルが返してくれた毛布にくるまりまた、寝ようとする。
すると、また毛布が離れていく。
｢ちょっと！｣
私は毛布に手を伸ばす...が届かない。
と言うかどんどん離れていく...ん？
そう言えば、毛布はベッドに...！？

離れていったのは、毛布ではなく私のほうだった。
よく、考えてみると、ゴウセルの手が、右腕と右の太もものところに...ということは...
お姫様だっこ？！
状況に気付いた私は、おろしてっと暴れる。
でも彼は降ろしてくれない。

やっと降ろしてくれたと思うと、もう一階にいた。

｢お、やっと起きてきたかA｣
団長が私に気づいて言う。

いや、起きてきたというか
毛布から剥がされ、連れてこられたの方が正しいんだけど...

｢あ...うん｣
私は一応言葉を返した。

団長は私の言葉を聞くと
みんなに聞こえるように

｢今日は店休みだ。｣

と言った。そのあとにエリザベスに向けて
｢出かけようぜ｣
と笑顔で言うと、エリザベスも
｢はい｣
といいふわりと微笑む。

それを見ていて頬が緩む。