ごじゅうなな! ページ10
sha side
「ええぇ!?空中に文字!?向日葵!?」
凄くね?エグくね?魔力どうやって放出しとるん……?
軽く…というかかなりのパニックを起こしていると。
ライカが、柔らかく笑いこっちを見つめながら、
よしよしと優しく頭を撫でてきた。
え、とライカも俺も硬直する。
ライカは途端に目が泳ぎ、慌て始める。
『…おっ、落ち着いて欲しくて。どう、落ち着いた?』
「あ、アリガトウゴザイマス」
色々情報量多すぎてカタコトになってしまう。
いやいや…可愛いし…目ぇ合わせられへん…
そしたら何故かライカがしょんぼりし始めた。
え、なんか嫌やった?自分から撫でとったのに?
なんや気まずいな…と思っとったら遠くから声が聞こえてきた
「ライカっ!遊ぼ遊ぼ!!ほら行くよ!」
『えっ!?クララ?ちょ…』
あのにっくきアブノーマルのやつの一人がライカに飛び付く。
ライカが困ったふうに呟くも少し嬉しそうに笑った。
しかしライカはズルズルと引きずられていく。
「すみませんライカ様。こらウァラク!!離せ!」
アブノーマルの、首席が飛び付いたやつをしかる。
すると、そいつがしゅん…と悲しそうにしたので、
ライカは申し訳無さが大きく勝ったらしい。
『ううん、良いの。ごめんシャオロン、私戻るね。』
ぺこりと頭を下げてこちらに呟きアブノーマルの方へ向いた。
「お、おう」
入間の方へ走っていくライカを片目で見つつ返事を返した。
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作者名:アスルル | 作成日時:2024年1月5日 15時