はちじゅうろく！ ページ39
「楽しかっただろ？ゾム、お前はこの師団に向いてる。ライカも結構良い筋行ってたしな！だから…」
ラッダァ先生が言いかけるとシャオロン達は離れていった。
チーノが、なんで…？と言うと、あいつらの自由だろ、と返していた。
かっけぇ
やっぱり私はシャオロンと、居たい。
『「ごめんなさい オレ/私 は我々師団だから。」』
ゾムとぴったり重なってびっくりしてお互いの顔を見合う。
仕方ねぇなとラッダァ先生は呟く
ゾムは、シャオロンにちょっかいかけに行った。
私はというと。
『ラッダァ先生写真撮らせて下さい』ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ
「もう撮ってない？まぁ良いけどね！ほらほら、俺の格好良さ広めちゃってよ〜！」
カメラを構えるとラッダァ先生はピースをしたりウインクをしたりと、ポーズをとってくれる。
彼の使い魔もふよふよと飛んできて、一緒に撮られ始めた。
『可愛いと可愛い＋格好いいが集まってる…！尊い…』
ス魔ホで撮りまくっているとシャオロン達がこっちに来た。
「うげぇ、ライカヤバい奴やで見た目…よりによってラッダァにハマるとはな…かわいそうに」「呼び捨てすんな」
「…」
ゾムが憐れんだ目でこちらを見つつ言う。
シャオロンはというと、じっとこちらを見てくる。
赤と黄色がまざって綺麗な目をしているなぁ…
そうだ、魔界宝級はここにも居たんだった
『ねぇ、ゾムとシャオロンとチーノ、君らも撮らせて』ﾊﾟｼｬｯ
「「「もう撮ってる」」」
3人にツッコまれる
『ラッダァ先生もほら入って。』
「ライカも入れよ！！」
空中にス魔ホを浮かせカウントダウン制にして撮ろうとしたら、シャオロンに腕を捕まれ私も映る場所まで引き寄せられた。
シャオロンが近い…
顔が赤くなるのを感じた瞬間にパシャリという音が聞こえた｡
『っ、…！』
「撮れた〜？」
何も気にしていないシャオロンがスマホを覗き込む。
そして、一瞬固まる。
『ど、どした〜……？』
「なんでもない、ちゃんと撮れとるわ良かった」
私も確認すると、皆が映りにっこにこの笑顔で
神写真だった。私が頬を染めているのもギリ分からない。
良かった…！
『ありがとうございます！家宝にします！！』
「大袈裟だな」
そして、そのまま皆で帰ろうとすると。
「ライカ、ゾム、俺は諦めたわけじゃねぇぞぉ？」
ラッダァ先生が網を振り上げてこちらを捕まえようとしてくる。
「「『やっぱこえぇ〜！』」」
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作者名：アスルル | 作成日時：2024年1月5日 15時
