悲しい少女の温かな恋 2 (ページ34)

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はちじゅういち！ページ34

「デビルビーフ666人前大食いチャレンジ！誰か〜！やっていかないかいー？」

威勢の良い声が廊下に響く。

何だその食べるだけのゲーム。お兄の圧勝やん絶対…

と、シャオロンがその人に声を掛けた。

「挑戦しまーす☆」

「「「『え？』」」」

待って、私の名前もあるじゃんか？

え、私あんまり食べられないよ？トントンの3分の1くらいしか…。

我々チームの挑戦〜！！と言いながら部屋に連れてかれる。

そこには食べ物の山。

うわー

見ているだけでお腹いっぱい…

隣でシャオロンが一人前を食べてふぅ…と満足している。

それに大先生が突っ込む。

「お前やる気あるのか！？」

「…たしかにオレは何もしてない…オレにできることは、周りをかき乱すことだ！！」

シャオロンが、ばっと手を挙げる。

その手には、包丁……

そして、ダンダンダン…と料理を始める。

ん、料理？？？

何か、キメラ…？

「シャオロン、お前…！？」

「これは…より食べやすく(突っ込んでくる)インパクト(おぞましいみため)飽きのこない(いつ来るかの緊張感)のある食べ物だぜ…？」

「そんなんキメラだ！食いもんじゃねぇー！！」

そして次々に殺られてく私達…

最後に渡しになった。

『しゃ、しゃおりょ…シャオロン！ちょっと待ってぇ！！』

「ふふふ…あとは、ライカの分だけだぜ…？」

『う、ううぅ…』

「どりゃー！！」

『ぎゃー！！』

シャオロンはにじにじと寄ってきて、私にその化け物を食べさせられた。

意識が、プツンと途切れた。