よんじゅう! ページ41
「ヒャ〜フォ〜!!」
『ゔゔぅ゛…シャオロン落とさないでね…?』
「おん…てか、何でオレ…(ライカお姫様抱っこしとるん?)」
シャオロンが頷きつつも何か顔を赤くし首を傾げる。
その途中にも、ドダダダ…と、前に出てゆく。
人が沢山後ろに過ぎてゆく。
その中には、トントンに掴まったウツとかが、
呆気ない顔で私達を見つめていた。
うわー、おもろいな、なんやねんその顔はw
って…あのうっすら見えてるのって…まさか。
『っ…あ!ゴール見えてきた!』
私の声に、ゾムが反応する。
「よし、ほな、ラストスパー…!って、魔力切れたわ」
「はあ!?」
「あとは頑張れ」
『おうまいごっと』
さっきから飛ばしとったもんね…ゾム、ありがとうね〜
「くっ…このままだと抜かされる…」
シャオロンが、口惜しそうに呟く。
そうだ、私を投げてもらえば軽くなって、1位になれるかも
『シャオロン!私を投げて!』
「何アホなこと言うとんねん!オレは…このままかつぜ!」
キリッとカッコつけた顔をして、バサッと羽を広げる。
「一番になるのは…オレや〜!!」
ドン!と、勢いが出る。
早くて思わずかひゅ…と、かすれた声が出る。
シャオロンの方を見ると、優しく笑っていた。
私を、少しぐっと持ち上げた。
そして。
「一番、シャオロン・トイフェル。ライカ・ミノル。」
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作者名:アスルル | 作成日時:2023年9月28日 21時