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さんじゅう! ページ31

『マタローくん…』


今の状況を説明いたしましょう。


私がシャオロンから、マタローくんのこと聞いたんよ、


そしたら、ひょっこり出てきて…


……思った以上にかわええわこの子。誰やコイツ傷つけたの。


『うちのバカ共のせいで…ほんますまんなぁ…大先生とか…』


「えぇ!?いえいえ。勇気が付いて、自信ができて…!」


『うそん!?そんなことってありゅ?』


「おいライカ失礼な」


ペチッとシャオロンに頭を叩かれる。


めんちゃーい…と謝ると、謝る気、無いやろwって笑われた。


『あ、そうや!私ス魔ホ買ってもろたから連絡先交換しよ』


「えぇ!?ボクなんかにいいんですか!?」


『私会った人全員と交換しようと思ってるから』


「それはやめておいたほうがいい気が…」


「おいおい、オレとも交換せいよ!」


マタローくんと連絡先交換しつつ話していると、


シャオロンに割り込まれた。


ぷんす!というかのように頬を膨らませている。


か わ い い か よ


『ごふぇ…』


「吐血!?そんなに嫌か…?」


『ううん嫌というわけではなくてですねwちょっとwねww』


「なんやねん!」


と言いつつちゃっかり交換完了。


マタローくんとはバイバイして、自分のクラスを見に行った


……というか、私はもう知ってるけど…





ーー昨日の夜ーー


「ライカちゃ〜ん!」


『おじいちゃんとオペラさん!どうしたの?』


部屋にバーンと2人が入ってくる。


何事かと思わずギョッとしてしまう。


オペラさんは、申し訳無さそうに言った。


「明日のクラスのことなのですが…2クラス入ることに」


「なったよ〜ん!」


『ホワッツ!?』


「仲いいヒト増えたんでしょ?その主に入るのが2クラスで」


「それで、理事長はどっちにも入れると…」


オペラさんがため息を付きつつ言った。


あれ?仲いいヒトとってことはだよ?もしかして…


『お兄たちのクラス、シャオロンたちのクラスってこと?』


「そゆこと〜!詳しい事は、明日先生方が教えてくれるよ」


おじいちゃんノリノリで言う。


ありがとぉぉおじいちゃん…!一生感謝しかない!




ーーーー


なんて会話したわ。

知ってるけど、でも、ワクワクするのは…

隣のシャオロンの興奮が移ったかな。

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作者名:アスルル | 作成日時:2023年9月28日 21時

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