さん！ ページ4
えー、寝てたヒトに会いに行くと、そのヒト、喧嘩を止めに入りました。
「誰かあのシャオロンを止めてくれー！」
へー、シャオロンっていうんだ。
ボコボコにされてるけど…
でも、庇って前に出ていくこのヒトは、なんだろう…すごく…
すっっごく、カッコエエ…
すっごく心臓五月蝿いわぁ…ふぅぅ…
顔に熱が集まるのが自分でも分かるよ…
じゃなくて。助けないとだね。
『ダイアキュート、ダダイアキュート、アイスストーム！』
丸い玉が２つ出てきて、魔力が倍になる。
そして、凍てついた空気が辺りを凍らせていった。
「なんだ！？逃げろ！！」
あー、仕留め損なったわ…逃げてったぁ…
「だ…誰や…？強すぎる…」
シャオロンさん、ビックリしとるな…
あれ、後ろから大っきなヒトが…
「擬人暗鬼」
『！？断絶っ！』
びっくりだわ…現れて急になんか放ってきた…
あら？後でなんかさっきナンパしてたヒトが暴れとるわ
あー、あー……
「ふむ…この２人には擬人暗鬼が効かない…興味深い…」
うっわぁ…目を付けられた…逃げよ。
『ヒュッヒュヒュー』テクテク
ガシッ！
『きゃあ！？』
掴まれた！悪魔にっ…
また…物として扱われる…？
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
『カハッ…カヒュ、ゲホッ、ケホッ…』
「おっとすまない。だか、ここに居てくれないか。」
じっと見られ、過呼吸を抑えた。
いてくれないかと言われ、頷く他無かった。
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作者名：アスルル | 作成日時：2023年9月28日 21時
