じゅうさん! ページ14
ドスの効いた声を出したライカさんは、
ぶん!と、腕を振りかぶる。
ドスッ…と、嫌な音が響く。
「ぐっ…」
ウチの団長黙らせるとか…何なんですか貴方は…
でも、次の瞬間ライカさんは、顔を強張らせ、
土下座をしてきた。
なぁぜ?なぁぜなぁぜ?
『申し訳ございませんマジで腹立って』
腹立ってあぁなったのか…ワイがなんか悪いことしたか?
…ゲス顔で笑ったわ。これだわ絶対。
「…怒らせんようにしよう。」
「はっはっは。全然大丈夫だゾ!」
って言いながら顔が真っ青な団長…
しっかりしろぉ!団長やろぉ?1年に負けるなぁ!
『有難うございますぅ…って、それよりシャオロン助けねば』
はっとしたようにいう。忘れとったんかい。
『…無駄に魔力使ってしもたわ。仕方ない…』
そう呟くと、シャオロンのところに駆けてくライカさん。
『んん…足りるかぁ?魔力ぅ…』
首をコテンとかしげながらシャオロンを姫抱きした。
なんでや。羨ま…いやいやなんでも無いっすけど?
そして、彼女は呪文を唱えた。
『ヒーリング…は、魔力足りない。ベホイミっ!』
ふわぁ…と、緑色の輝きが広がる。
『ごめんシャオロン…完全には治らんかった…』
と、いってるけどな。
一応傷は塞がってるんだが?
「ら、ライカ!?な、なんで…?」
『だって、ムカついたから。ほんますまんなぁ…魔力足りんかったわ。』
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作者名:アスルル | 作成日時:2023年9月28日 21時