悲しい少女の温かな恋 (ページ12)

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じゅういち！ページ12

「シャオロンくん！その程度で死なれては困るぞ！」

「あっひゃっひゃっひゃw」

『ゲスしかいないね…』

シャオロンが食べられてるのに、それを見て楽しんで。

笑って、笑って、笑って…

腹が立つ。私のことを道具のように扱ったあいつらみたい。

我々師団って、こんなやつしか居ないわけ？

『はぁ？マジで意味分からないんだけど』

「え…？ライカさん？」

『頭おかしい…消し去ってやろうかなぁ』

両手に力を込める。魔力が高まる。

『ダイアキュート,ダダイアキュート,ダダダイアキュート』

私の周りに魔力の玉が3つうかぶ。

ためて倍にした魔力の結晶を、一つにした。

『アアアアイスストーム！！！』

いくつもの氷の刃が浮かび、キラキラと輝く。

私の着ている服が、氷モードに入り、水色に色付く。

自分で言うのも何だけど、氷の精霊みたいだと思う。

てか、実験されてたとき、氷の精霊の血を入れられたし。

そう思って当たり前かなー！( ･´ｰ･｀)どゃぁ

「ギァァァ！じごっあ゛ゃぁぁぁ！」

雑草ではなくなったものを、斬り刻んでゆく。

あは。可哀想に…シャオロンに手を出したからだよ。

あ、そうだ。あとは…

『…ヒトの困ったことを見て何が楽しいんです？』

「っ…！？」

ショッピに詰め寄る。氷の刃を出す。

ぐいっと前に乗り出し、ショッピに近づいてやった。

『生死に関わることで愉しまないでくださいね。』

「は…い…」

「うーん。やはりキミには力がある！ぜひ我々師団」

『あ゛？私の能力はそんな為にあるんじゃないよ。』

氷を仕舞い、肘でグルッペンの腹を突く。

ドスッ…という嫌な音が響く。

「ぐっ…」

あっ…やべぇこのヒトは3年だったわ先輩やん

土下座せねば土下座せねば…

『申し訳ございませんマジで腹立って』

「…怒らせんようにしよう。」

「はっはっは。全然大丈夫だゾ！」

『有難うございますぅ…って、それよりシャオロン助けねば』

忘れてたわぁ…